地元の伝説と言い伝えとは? わかりやすく解説

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地元の伝説と言い伝え

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:41 UTC 版)

だんぶり長者」の記事における「地元の伝説と言い伝え」の解説

岩手県八幡平市平又長者前集落北方米代川の源があり、ここに長者屋敷があったとされる北緯4010分25.28秒 東経140度58分34.1秒 / 北緯40.1736889度 東経140.976139度 / 40.1736889; 140.976139)。長者直人(なおと)と言われた。長者前集落には現在「長者」という屋号を持つ旧家もある。屋敷大日神を祭り秋田県鹿角市八幡平の人たちが石堂納めている。祭日には八幡平村人平又長者屋敷集落の人たちが、煮しめ赤飯供えて酒盛りをする。 当時長者1000人の使用人住んでいた。屋敷前小川朝晩食べる米の研ぎ汁川下七里渡って白く流れたという。そのため、この川を米白川呼んでいた。今の米代川はそれが転化したものと伝えられている。屋敷内には長者所有していた漆杯、黄金億億など数多く財宝が、朝日夕日が差す白萩の咲くところに埋まっていると伝えられている。大日神のお告げとか、霊夢お告げとか、易者占いなどと言って遠く北海道九州からも幾十人かの物好き探したが、その幸運掘り当てたと言う人の噂はまだ聞かない平又集落泉山という旧家がある。現在の4代前の先祖芦毛馬(あしげうま、白い毛の馬)を飼っていた。ある年の夏、放牧していた馬が長者屋敷内に埋めている漆の入ったかめに足を入れ右足に漆をつけていたのを集落の人が見つけた人々その場所を探したが、見つけることはできなかった。泉山家では木枕にこの漆を塗って保存していたという。泉山家にはの紋がついた仏壇があり、現在も保存している。 正直な夫婦は泉を欲しい人に分けてやった。泉をもらい受けた者は、2度3度になるとその土地から取れ宝物持参して交換するようになった伊達郡の人からは黄金のふきめ、比内郡の人たちから孔雀石階上郡の人たちから水漆津軽郡の人たちから真珠の珠など、東北各地からそれぞれ贈られるようになった。そして、夫婦みるみるうちに裕福になり、贈られ宝物土蔵建てて入れた土蔵48達し東北一の長者になった。 名久井郡からは角が一本生えた名馬贈られた。この名馬一夜のうちに沼の飲み干し一日数百里を走るので龍馬呼ばれていた。龍馬住んでいた栗木田集落の上龍ヶ森と言った長者召使いのうちには、目、鼻、手長足長の4人がおり、それぞれの名が示すとおりの神通力持っていた。4人は沢山の手下持ち山根招いたり、山や沢頭を切り開いて田畑造った田山から瀬ノ沢経て花輪通じ通称花輪越や田山から兄川、畏部(ほろべ)を経て小豆沢通り比内通じ道路切り開き、よく長者助けた人間以上に働くので、この4人と手下共を天狗呼んでいた。天狗共は湯瀬温泉から八幡平小豆沢)の間を渓谷湯瀬渓谷)を切り開き一夜にしてけた。これが有名な天狗橋伝えられている。天狗共は天狗橋架けると、秋田通じ仙北道拓くためにでかけた天狗共は天狗橋架けるのに時間がかかり、途中で夜が白々と明けはじめ、天狗共は帰ってきてしまい失敗した。この場所は夜明嶋と呼ばれるようになった長者八戸苗代作り、これを仙北水田作って植えたとされるまた、各地から集まった稲を稲庭長根にハセバを作って乾燥させた。これが稲庭岳の名の始まり伝えられている。 長者の死の後、供養のため田山一時帰った吉祥姫の付き添い粟生連(あわふしらじ)は病で土地の露と消え、不幸が続いた亡骸を里外れの殿坂に葬り、庵を建てて弔ったその後弘法大師空海)が巡業の際にこの庵に泊まり托鉢しながら造り地蔵尊安置して帰った村人はこの庵を横堰地蔵庵と言い村人亡くなるとここに葬るようになったその後1650年慶安2年3月17日浄法寺福蔵寺末寺として、曹洞宗田谷山地寺が建てられた。田谷とは百姓監督のために、殿様平時住んでいた所である。現在、地蔵寺には1358年延文2年5月25日日付記され幕末に殿坂から地蔵寺移されと言われる「殿坂の碑」がある。

※この「地元の伝説と言い伝え」の解説は、「だんぶり長者」の解説の一部です。
「地元の伝説と言い伝え」を含む「だんぶり長者」の記事については、「だんぶり長者」の概要を参照ください。

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