各企業・団体への対応
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「甲府中央商店街」の記事における「各企業・団体への対応」の解説
イオンモールへの対応 イオンモール甲府昭和に関しては「客を奪われてしまう」との理由から猛烈な抗議運動を行い、かつ計画中止を甲府商工会議所と共に横内知事へ陳情し、横内知事もこれに賛同したことから、40%の規模縮小を達成している。連盟はイオンモールに対して「いずれ撤退した場合、あとに何も残らなくなってしまう」としており、「昭和町もイオンに頼らない街づくりをもっと考えてほしい」と、イオンモールのある昭和町に対しても苦言を呈している。 また2014年2月5月に、空き店舗の増加で低迷している同商店街の北、丸の内紅梅地区にあるココリに、イオンモールが支援を表明すると「(イオンモール甲府昭和の)増床計画を理解してもらうためではないか」とし警戒を強め、その後イオンモール側が「増床計画とは別である」と急遽発表するなど、敵対心を崩していなかったが、2017年1月に甲府市・甲府商工会議所・イオン・商店街連盟の四者間で地域貢献協定を締結している。 2020年5月29日、イオンは店舗面積の不足を理由に同年11月末日を以てココリから撤退することを発表。これに対し商店街連盟は「増床の目的を果たし、中心地の店は不要になったのでは」と批判している。 スーパーマーケット「やまと」の誘致とその後の対応 2010年に商店街北側に開業した「ココリ」の食品街がわずか半年で撤退し、商店街周辺に住む高齢者の買い物難民が発生する恐れがあった。そこで商店街の若手有志は県内に展開するスーパーマーケット「やまと」に商店街への出展を要請し、やまとの小林社長も地域貢献のため出店を決意。近くに鮮魚店がある理由から鮮魚コーナーを置かない(その後鮮魚店側の依頼で鮮魚店を引き取り、鮮魚コーナーのある2店舗目を開店)などの配慮を示す一方で、甲府市からの補助金を受け取らないことで、補助金頼りの商店街に物申す姿勢を見せた。 しかし、やまとは県内企業とはいえ韮崎市に本社を置くいわば「市外の外様企業」であり、商店街の対応は冷ややかだった。出店直後に商店街からは重鎮への挨拶の助言や、やまと出店による自店の売上減少を指摘されたほか、やまとが積極的に元旦での福袋配布や各種イベントを開催していたが、協賛する店舗はほとんどなく、結果売り上げは伸び悩む。社長は自身の報酬減少を行いその分を家賃に充てるなどしたが、先述の通り商店街連盟がこれまで敵対していたイオンと地域貢献協定を締結したことで、やまとはお役御免となり撤退。やまとはその後経営が悪化し、卸会社からの契約解除などもあり、2017年12月に倒産している。 「キティちゃん神社」による使用許諾騒動 2013年1月27日に、街おこしの一環として「キティちゃん神社」を建立し、ハローキティの石像を飾ったがサンリオとのキャラクター使用許諾契約を結んでいなかったことが発覚。サンリオ側が報道を知って抗議を行ない、1月29日に撤去された。 これに関して、商店街連盟は「ハローキティの祠を作りたい」と相談したが、これを以て承諾したと思い込んでしまい設置したと釈明している。また、別の報道では連盟から「ちょっとした祠をつくりたい」との打診があり、話の内容からサンリオ側は家庭内で楽しむ程度と判断して「片隅に置いておくくらいなら」と使用を承諾したが、実際は100人が参加する除幕式が盛大に行われたのを報道で知り「聞いていた話と違う」として撤去を求めたとされている。 これに関してサンリオ側は「(個人目的ならともかく商業目的で)使用するならしっかり契約を結んでほしい」と述べている。なお、しばらくハローキティに代わり連盟会長宅の招き猫が置かれていたが、改めてサンリオと使用許諾契約を結び、3月5日に石像は再設置されている。
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