聖書ヘブライ語
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聖書ヘブライ語(せいしょヘブライご)は、ヘブライ語聖書の本文に使われている言語であり、紀元前200年以前のヘブライ語をいう。古代ヘブライ語とも呼ばれる。
- 1 聖書ヘブライ語とは
- 2 聖書ヘブライ語の概要
古代ヘブライ語
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詳細は「聖書ヘブライ語」を参照 古代ヘブライ語または聖書ヘブライ語はフェニキア語などと同じくカナン諸語のひとつであり、最も古いヘブライ語で書かれた碑文は紀元前10世紀に書かれたゲゼル・カレンダーとされるが、この碑文が本当にヘブライ語かどうかについては疑いも持たれている。西暦132-135年のバル・コクバの手紙まで、数百の古代ヘブライ語碑文が残っている。 旧約聖書はこの言語で書かれているが、異なる時代の言語が混じっている。引用された韻文の言語にはきわめて古い時代のものがあり、イスラエル王国の成立(紀元前1000年ごろ)以前の士師の時代にさかのぼる。紀元前10-6世紀の言語は古典ヘブライ語または(標準)聖書ヘブライ語と呼ばれる。紀元前6-2世紀の言語は後期古典ヘブライ語、または後期聖書ヘブライ語と呼ばれる。このほかにサマリア五書(紀元前2世紀後半)も重要な資料である。 イスラエル王国やユダ王国ではこの言語が日常語として使用されていたが、紀元前6世紀にユダ王国が滅亡しバビロン捕囚が起きると、バビロンに連行されたものたちを中心にアラム語の強い影響を受けるようになり、紀元前537年にアケメネス朝のキュロス2世によって解放されエルサレムに帰還したのちもこの影響は続いた。ヘレニズム時代に入るとギリシア語も使用されるようになり、3言語併用の状況が続く中でヘブライ語の日常使用は減少していった。
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