反ナチスとは? わかりやすく解説

反ナチス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 23:42 UTC 版)

レオ・ボルヒャルト」の記事における「反ナチス」の解説

1933年1月初めベルリン・フィルハーモニー管弦楽団指揮する1935年ナチス政権によって政治的に信頼べからざる人物として活動禁止憂き目を見るが、自宅マンション指導続けボリス・ブラッハーアイネムらと親交重ねた。ただし、完全に演奏禁止されるのは1943年であり、それまでベルリンフィルなどで客演指揮行っていたという記述もある。對馬達夫によると、1935年から完全に禁止される1943年までは、基本的に演奏活動禁止されていたが、外国から要請されたときは許可されたという。1937年行われたイギリス夕べ」などと題するイギリスフランス音楽レオベルリン・フィル指揮するコンサートと、逆に外国人指揮者ドイツ人演奏家組みあわせのコンサート並行してやるナチスドイツ優位主張するプロパガンダ的な意図があるコンサートシリーズに参加したこともあった。 ユダヤ人への抑圧高まり戦争へ緊張も高まるなか、ジャーナリストである伴侶ルート・アンドレーアス=フリードリヒらとレジスタンス運動ユダヤ人救援運動などを行う。大戦前は抑圧が高まるドイツから避難出国するユダヤ系ドイツ人ために持ち出し制限(少額しか持ち出せないので出国先での生活を心配して出国躊躇するユダヤ系ドイツ人多かった)がされていた資産をいったん預かり演奏旅行などで出国した先で渡すなど、資産移送協力する第二次世界大戦中レオルートルートの娘カーリンアイネム医師外交官軍人印刷工、牧師など多様な人々参加協力したエーミールおじさん」と呼ばれたグループ形成されレオはアンドリーク・クラスノフの偽名活動し印刷技師ルートヴィヒ・リヒトヴィッツらと接触して反ナチスのビラ作り地下出版や、強制収容逃れてベルリン潜伏するユダヤ人東方戦線からの逃亡兵の救援活動行った救援したユダヤ系ドイツ人には音楽家のコンラート・ラッテなど、活動ベルリン地区広がり協力者多かった。クライザウグループのヘルムート・イェームス・フォン・モルトケ密接な連絡交流があり、白バラグループ逮捕の約1カ月後、ビラ入手してスイススウェーデン経由イギリスに送る手段があるという記述からモルトケが行った白バラグループビラ海外輸送関与していることが示唆されている。 1944年1月モルトケ逮捕されたあとも、クライザウグループとの連絡保たれ7月20日事件関連して6月26日にクライザウとの連絡役のハンス・ペーターズ(de:Hans_Peters_(Rechtswissenschaftler))との話し合いではナチス体制倒れる日は近いとの仄めかしがあり、続いて7月10日外務省公使館参事官でクライザウ及びクーデターグループの中核メンバーのアダム・フォン・トロット(de:Adam_von_Trott_zu_Solz)から、近々ヒトラー政権転覆があるので、客演の形を取ってスウェーデン行き新政権連絡役となることをレオ要請される暗殺クーデター失敗後、関与した人々逮捕、処刑されるなかトロットレオの名を明かさず処刑されレオはこの事件による逮捕免れている。また、すこし遅れて12月から7月20日事件関与したとして民族裁判始まったモルトケ救援に、レオおよびエーミールおじさんグループはクライザウグループとの繋がり明らかにされるリスク冒して奔走する

※この「反ナチス」の解説は、「レオ・ボルヒャルト」の解説の一部です。
「反ナチス」を含む「レオ・ボルヒャルト」の記事については、「レオ・ボルヒャルト」の概要を参照ください。

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