原型短編とは? わかりやすく解説

原型短編

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 23:53 UTC 版)

貸しボート十三号」の記事における「原型短編」の解説

金田一耕助帰還』(1996年出版芸術社ISBN 4-88293-117-6、文庫化2002年光文社文庫ISBN 4-334-73262-3)「毒の矢」「トランプ台上の首」「貸しボート十三号」「支那扇の女」の原型短編および「壺の中の女」(『壺中美人』の原型)「渦の中の女」(『白と黒』の原型)「扉の中の女」(『扉の影の女』の原型)「迷路荘の怪人」(『迷路荘の惨劇』の原型)を収録

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原型短編

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 23:46 UTC 版)

毒の矢」の記事における「原型短編」の解説

本作の「人々中傷する匿名の手紙」という要素源流は『黒い翼』や『白と黒と共に1948年捕物帳浄玻璃の鏡』にあるとされているが、本作直接源流考えられているのは『ロック1949年2月号 - 5月号に連載され中断した由利麟太郎&三津木俊助登場作品『神の矢』である。一方、「背中入れ墨描き被害者扮して目撃されることにより主犯アリバイ作る」というトリック源流は『捕物倶楽部1954年1・2月合併号に掲載され捕物帳『当たり矢』と考えられている。双方要素併せ金田一耕助登場短編毒の矢』は『オール讀物1956年1月号に掲載され、これを1956年3月東京文芸社金田一耕助探偵小説選第3期第4『美人』に収録される際に改稿長編化したのが本作である。 『毒の矢』の短編版長編版にはストーリー展開大きな差異は無い。登場人物についても、三芳新造著述業から画家変更し的場星子17歳から16歳変更し緑ガ丘署の署長事件現場にも現れるところを部下島田警部補任せる形に変更し刑事証言内容報告するけだった的場家のじいやと妻が深井英蔵およびお咲という名で実際に登場するなどの変更があるのみである。推理小説としての要素については、星子狙われ理由死体扼殺痕を残した理由死体下半身毛布覆った理由明確に説明され犯行動機誤認させるための脅迫状、その脅迫状作成日合わないことを新聞記事の裏面で確認する設定八木牧師財産上の動機がある設定追加されている。また、星子入れ墨トランプ枚数数えていたことなどの事実提示するタイミング変更されている。最後金田一による謎解き段階では、短編版では死体入替トリックのみを説明して犯人拘束した後に背景簡略に説明するところを金田一がまず最後まで詳細に説明し、それに対して犯人証拠が無いと開き直る展開に変更している。事件解決後の後日談長編版で全く新たに追加されたものである

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