医療面接
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/22 13:39 UTC 版)
主訴や、現病歴、既往歴、家族歴等の病歴がある。 主訴 患者の訴える主な症状を指している。一般には患者の訴えをそのまま記載する。 現病歴 患者の訴える主訴についての発生から訪れるまでの経過の事である。現病歴において記載する上で注意すべきことはその部位と、原因の有無、途中から現れるその他の症状などである。 既往歴 患者の今まで生きてきた時系列における疾病の歴史である。既往歴によって、過去の疾患との関わりを特定することが出来るほか、慢性疾患における常用薬の影響も探ることが出来る 家族歴 患者の血縁者、同棲者の疾病の歴史である。家族歴によって、疾病の遺伝的、環境的因子の特定を行なうことが出来る。 これらはあらゆる疾患に共通である。
※この「医療面接」の解説は、「口腔診断学」の解説の一部です。
「医療面接」を含む「口腔診断学」の記事については、「口腔診断学」の概要を参照ください。
医療面接
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 17:43 UTC 版)
医療面接は、通常診察の最初に行われる。医師・歯科医師はまず患者の訴えを聞き、その後必要な情報を聞き出すために質問を加える。 医師・歯科医師に症状を伝えるときのポイントは「いつから、どんなきっかけで症状が出現しそれはどれくらい続いたか、どうしたら症状が楽になるか、その際に一緒に出たほかの症状はないか、その後どんなときにどれくらいの頻度で症状があり、現在まで症状に変化があるかどうか」を正確に伝えることである。服用している薬があれば、必ず現物を持参する(薬局から出される薬剤の説明書があれば、それも有用である)。 医療面接で得られた情報は以下のように分類され記録される。 主訴 患者の主たる訴え、症状。 現病歴 発症のきっかけから現在に至るまでの経過。 既往歴 これまでにかかったことがある病気、けが。手術歴や輸血歴、アレルギーの有無は特に大切である。 薬剤歴 現在服用中の薬、健康食品など。またこれまでに薬剤で副作用を起こしたことがあるかどうか。 家族歴 配偶者や血縁者がかかったことがある病気。 生活歴 喫煙、飲酒習慣など。 職業歴 これまでに経験した職業。 渡航歴 最近の(特に外国への)旅行の有無。その土地に特有の感染症などを疑うきっかけになる。 動物飼育歴 人畜共通感染症やアレルギー疾患を考慮するうえで必要となる。
※この「医療面接」の解説は、「診察」の解説の一部です。
「医療面接」を含む「診察」の記事については、「診察」の概要を参照ください。
医療面接
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 00:34 UTC 版)
医療面接は外来診察での問診や入院診療での回診等の、あらゆるコミュニケーションのこと。以前は医療従事者の意向を一方的に押し付ける面接をムンテラ(言葉による治療)の中の一部として行われていたが、現在ではインフォームド・コンセントを取る事を前提として面接が行われる。 面接は医療過誤を防ぐために患者の氏名を確認する。また「はい」や「いいえ」で答えられる質問ではなく、具体的に説明するように導くオープンエンドクエスチョン(「今日はどうなさいましたか?」など、患者の来院目的を明らかにする質問)により、幅広く患者の訴えを集めることから始める。傾聴中は頷くなどして傾聴していることを患者に伝える。時折、医療従事者の言葉で患者の訴えを言い直したり要約したりする事で、訴えを理解していることを伝えると共に診療に必要な情報をまとめる。最後に、他に何か訴えや疑問がないか聞く。
※この「医療面接」の解説は、「診療」の解説の一部です。
「医療面接」を含む「診療」の記事については、「診療」の概要を参照ください。
- 医療面接のページへのリンク