北日本義勇軍
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「RING of RED」の記事における「北日本義勇軍」の解説
皆川英臣 北日本義勇軍の指揮官、階級は大佐。47歳。日本戦争時にソ連が日本を解放するという名目で「北日本義勇軍」が創設されその隊長に就任する。大東亜戦争の頃にソ連の捕虜となり強制労働に従事し、ソ連に徹底的に教育されている。しかし表面上はソ連の言いなりになりながらも裏で何かを画策している様子。 搭乗機は対甲脚「夜叉」。 祖国日本に対する深き愛国心から、密かに外国勢力に一切頼らないクーデターを計画し、そのために北日本義勇軍や北日本軍から有志を募り、決起の時を待つ。そして、シュリンゲンとの裏取引で入手することになっていた「豹牙」をわざと白昼堂々と海宝に強奪させ、南日本側の注意が向けられている間に自身は部隊を率いて本命である「ドーラ・グスタフ」を強奪し、北日本国内へと秘密裏に移送する。 核砲撃後に鬼無里が分析したところによると、彼のクーデター計画は決して北日本の政権を奪取するものではなく、分断された現状を直視しない南北の日本人に対して、その現状を見据えさせる為ならば自分達が人柱になってもかまわないというものであった。その結果として彼の意思を受けた海宝はヴァストカヤスクの無人の原野に核を炸裂させることで世界の耳目を北日本に集めるという大役を果たし、共産制下における北日本の国家運営の現実を世界に晒した。 海宝雄 北日本義勇軍のエースパイロット。28歳。数多くの戦闘を経験しており、その優れた技量から「クリムゾン・ファントム」の異名を持つ。階級は少佐。新型AFWの演習中に三号機のパイロットに成りすまし強奪、見事北日本に持ち帰っておりそのまま彼の愛機となる。皆川英臣とは強い信頼関係にあり部下と上官と言うよりは息子と父親と言った感じである。 搭乗機は甲脚砲「豹牙」、多脚砲「ドーラ・グスタフ」。 外国勢力によって南北に引き裂かれた祖国日本を目の当たりにしてきた彼は、その現状への不満から外国や外国人に対して憎悪の念を抱くようになり、その憎悪は日本人と外国人とのハーフにまで向けるまでになった。やがて、北日本軍の軍人となった彼は日本戦争後に行われた北日本義勇軍の人員補充に際し、その技量を買われて北日本義勇軍の一員となり、そこで英臣と出会う。祖国日本を深く愛する英臣に海宝は深い感銘を受け、彼を上官を超えて「偉大なる父親」として慕うようになる。また、その技量ゆえに軍事顧問団の一員として戦時下の北ベトナムへと派遣され、地獄とも呼ばれたジャングルの戦場にて数多くのアメリカ軍AFWを撃破。その激戦の中で自分なりの戦いに対する倫理観を確立する。 鳥羽兼朝 北日本義勇軍の下士官、階級は伍長。暗号名はカッコウ。潜入や諜報等裏方的な任務が多いが、AFWパイロットとしての技量も高い。 搭乗機は甲脚砲「H-43B」。 海宝が豹牙と共に盛岡収容所に到着した折、現地にて海宝より命を受け、収容所の政治犯の中に潜り込む。そして、英臣率いる北日本義勇軍がヴァイ達との戦いに敗れて撤退し、ヴァイ達も一兵の案内を受けて解放した政治犯達と共にカルマの拠点に向かう中、自らもその中に紛れて拠点へと潜入する。そして、カルマの面々が鳥羽の通報を受けて拠点を突き止めた北日本義勇軍との交戦に気を取られている中、自身は密かに持ち込んだ少量の爆薬を弾薬庫など二次災害を確実に引き起こす箇所に設置し、最大限の打撃を与える準備をした上で拠点を爆破。これによってカルマは物的人的共に大打撃を被り、北日本国内での抵抗運動が困難になる程の状態にまでなった。 その後、北日本義勇軍と北日本軍の有志部隊が津軽要塞を目指して北上する中、鳥羽も部隊を率いて北へ向かうが今別にてドーラ輸送部隊がヴァイ達に捕捉される事態が起こる。これに対して海宝が急行する中鳥羽も援軍として今別に到着し、海宝を津軽要塞へと向かわせた上で自身はヴァイ達を止めるべく死を覚悟して戦いを挑み、戦いの末戦死した。
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