全軍特攻の推進とは? わかりやすく解説

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全軍特攻の推進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 00:44 UTC 版)

太平洋戦争」の記事における「全軍特攻の推進」の解説

1945年1月19日大本営は「帝国陸海軍作戦計画大綱」の奏上で、天皇全軍特攻化の説明行い1945年2月10日には第5航空艦隊編成軍令部連合艦隊指示意向による特攻主体とした部隊編成初め行われた第五航空艦隊司令長官となった宇垣纏中将長官訓示全員特攻決意を全艦隊徹底させた。フィリピンでの大量損失大打撃受けていた海軍航空隊再編成進められ3月上旬までに第5航空艦隊600機、第3航空艦隊800機が準備可能と見込まれていた。海軍練習機特攻を行う方法研究求め練習機白菊」が多数あることから戦力化が必要と発言した同年3月1日海軍練習連合航空総隊を第10航空艦隊改編し、特攻隊員訓練のため一般搭乗員養成教育5月中旬まで中止した台湾転進した大西第1航空艦隊台湾でも特攻継続し1945年1月18日に「神風特攻隊新高隊」が編成された。大西は「この神風特別攻撃隊出て万一負けたとしても、日本亡国ならない。これが出ない負けた真の亡国になる」と訓示した。1月21日台湾接近してきた第38任務部隊対し神風特攻隊新高隊」が出撃少数であった正規空母 タイコンデロガ に2機の特攻機命中し格納庫艦載機搭載していた魚雷爆弾誘爆沈没懸念されたが、ディクシー・キーファー(英語版艦長が自らも右手砕かれるなどの大怪我負ったが、艦橋内にマットレス敷き横になりながら、12時間もの間的確なダメージコントロール指示し続け沈没免れた1945年2月6日陸軍沖縄方面大規模な航空作戦をおこなうことを(大陸指第2382号)海軍提案当初海軍陸軍提案難色示していたが、3月1日大本営により陸海軍調整により「航空作戦に関する陸海軍中央協定」が結ばれ海軍敵機部隊陸軍は敵輸送船団」を主攻撃目標とする方針決められ作戦名天号作戦名付けられた。天号作戦は敵を迎え撃つ海域応じた番号付され沖縄方面場合は「天一号作戦台湾方面は「天二号作戦東シナ海沿岸方面を「天三号作戦海南島以西を「天四号作戦」と呼称することとしたが、海軍次に連合軍沖縄攻めてくる公算大きいと考えており、3月20日南西諸島緊張高まりつつあるのを受けて大本営海軍部は「帝国海軍当面作戦計画要綱」を発令し沖縄での航空決戦に舵をきっていくことになった

※この「全軍特攻の推進」の解説は、「太平洋戦争」の解説の一部です。
「全軍特攻の推進」を含む「太平洋戦争」の記事については、「太平洋戦争」の概要を参照ください。

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