主攻撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 06:05 UTC 版)
攻撃の主要な部分は、クロアチア防衛旅団によって行われ、クライナ・セルビア人軍を細かく分断するために、異なる多数の箇所を攻撃した。攻撃の初期段階では、その他の部隊は単に前線を守るのみであった。彼らは、セルビア人勢力が分断されると包囲に参加し、中に取り残されたセルビア人軍を降伏に追い込んだ。 主攻撃では、第1クロアチア防衛旅団がサボルスコ(Saborsko)およびプリトヴィツェ湖群に向けて攻撃した。これは、反対側のビハチからクライナを攻撃しているボスニア・ヘルツェゴビナ共和国軍と支配域を接続することであった。同時に、第2クロアチア防衛部隊はグリナ(Glina)およびペトリニャ(Petrinja)制圧を目標として攻勢をかけ、続いてビハチ飛び地から進撃したボスニア・ヘルツェゴビナ軍とジロヴァツ(Žirovac)地域での合流を目指した。攻撃の初日、ペトリニャ付近のクロアチア軍は攻勢に失敗し、第2クロアチア防衛部の司令官はその地位から降ろされ、ペータル・スティペティッチ(Petar Stipetić)に交代された。 第4および第4クロアチア防衛旅団は、ボスニア・ヘルツェゴビナ領から、クライナの首都クニンに向けて攻撃した。第9防衛旅団の大部分は、リュボヴォ(Ljubovo)、ウドビナ(Udbina)へと攻勢をかけたが、一部はヴェレビト山(Velebit)からスヴェティ・ロク(Sveti Rok)、グラチャツ(Gračac)へと攻撃した。 攻撃の初日、重要な出来事として、クニンからスルニ(Slunj)を結ぶ道路の分断が起こった。これによって、クライナ・セルビア人軍の第21コルドゥン軍団がリカ(英語版)(Lika)やクニンに支援に向かうことができなくなった。初期の頃、特にコルドゥン(Kordun)やペトリニャ(Petrinja)、リカなどで大きな抵抗があった。しかし、2日目になると抵抗は打ち破られ、クライナ・セルビア人軍の大部分が退却を始めた。
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