光GENJI (アルバム)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 光GENJI (アルバム)の意味・解説 

光GENJI (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/28 01:01 UTC 版)

『光GENJI』
光GENJIスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル アイドル歌謡曲
時間
レーベル ポニーキャニオン
プロデュース 渡辺有三
チャート最高順位
  • 週間1位(3週+2週連続・通算5週、オリコン[1]
  • 1988年度年間1位(オリコン)
ゴールドディスク
光GENJI アルバム 年表
光GENJI
(1988年)
Hi!
(1988年)
『光GENJI』収録のシングル
  1. STAR LIGHT
    リリース: 1987年8月19日
  2. ガラスの十代
    リリース: 1987年11月26日
テンプレートを表示

光GENJI』(ひかるゲンジ)は、日本男性アイドルグループである光GENJIアルバム。同グループの1枚目の作品として、ポニーキャニオンから1988年1月1日に限定盤、1月21日に通常盤がそれぞれリリースされた。

構成

前年に、ジャニーズ事務所からデビューした光GENJIの1stアルバム。デビュー曲『STAR LIGHT』及びセカンドシングル『ガラスの十代』の2曲は、『LPバージョン』として収録されている。

収録曲はすべてチャゲ&飛鳥の書き下ろしによる提供曲であり、編曲も全曲佐藤準が担当し、LPCTの収録形態として、A面が飛鳥涼の作曲、B面がCHAGE、及び二人の共作での作曲の楽曲が収録されている。

記録

本作は、オリコンアルバムチャートで通算5週に亘り1位を獲得し、ミリオンセラーにも迫る大ヒットとなった。また、アイドルのアルバムとしては、当時のCD市場では驚異的な売上であり、同年のオリコン年間チャートでも1位を記録した。

なお、本作はシングル・アルバム含めて光GENJI最大のヒット作である。

音楽祭受賞歴

「光GENJI」の受賞とノミネート
音楽賞 結果 出典
1988年 第2回日本ゴールドディスク大賞 ベスト・アルバム・オブ・ザ・イヤー ヤングアイドル(グループ)部門 [2]

リリース

ポニーキャニオンから、1988年1月1日にリリースされた限定盤(ジャケットの衣装の色が赤)と、1月21日にリリースされた通常盤(同じく色が緑)の2種類存在する。収録曲は2種とも同じだが、限定盤の特典として「光GENJIオリジナルカレンダー」が店頭にて渡された[注釈 1]

2023年11月3日にポニーキャニオンから、限定盤を基調にしたアルバムジャケットに、赤のカラーレコード仕様でリリースされた[3]

収録曲

LPレコード/CT

A面
全作詞・作曲: 飛鳥涼、全編曲: 佐藤準
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. THE WINDY 飛鳥涼 飛鳥涼
2. Hurry Up 飛鳥涼 飛鳥涼
3. ガラスの十代(LPバージョン) 飛鳥涼 飛鳥涼
4. RAINY GIRL 飛鳥涼 飛鳥涼
合計時間:
B面
全編曲: 佐藤準。
# タイトル 作詞 作曲 時間
1. STAR LIGHT(LPバージョン) 飛鳥涼 チャゲ&飛鳥
2. BAD BOY 澤地隆 CHAGE
3. ほのかに甘くHOLIDAY 澤地隆 CHAGE
4. Graduation 飛鳥涼 CHAGE
合計時間:

CD

CD[4]
全編曲: 佐藤準。
# タイトル 作詞 作曲 時間
1. THE WINDY 飛鳥涼 飛鳥涼
2. Hurry Up 飛鳥涼 飛鳥涼
3. ガラスの十代(LPバージョン) 飛鳥涼 飛鳥涼
4. RAINY GIRL 飛鳥涼 飛鳥涼
5. STAR LIGHT(LPバージョン) 飛鳥涼 チャゲ&飛鳥
6. BAD BOY 澤地隆 CHAGE
7. ほのかに甘くHOLIDAY 澤地隆 CHAGE
8. Graduation 飛鳥涼 CHAGE
合計時間:

楽曲解説

  1. THE WINDY
    • 初期のコンサートでは、必ず最初に歌われていた楽曲で、曲中に「GENJI」や「光」といった、コンサートにおいて観客とコール&レスポンスが出来ることを意識した内容の歌詞が織り込まれている。
  2. Hurry Up
    • GENJI[注釈 2]による楽曲。電車に乗っている恋人を、自転車で追いかけるというアイドルが歌うことを象徴している内容の歌詞である。
  3. ガラスの十代 (LPバージョン)
    • セカンドシングルのアルバムバージョン。エンディング部分がシングルよりも長い。
  4. RAINY GIRL
    • 雨の降る中、バス停ですれ違った片思いの女の子への切ない心境を歌った楽曲。曲中の「『涙・BOY』っていう歌」は、チャゲ&飛鳥のアルバム『INSIDE』(1984年)[5]に収録されている楽曲[注釈 3]
  5. STAR LIGHT (LPバージョン)
    • デビューシングルのアルバムバージョン。シングルバージョンよりも間奏が長く、また2番目の冒頭ではオリジナルと別の歌詞が重なって歌われていたり、アウトロの歌詞が追加されていたりと、シングルバージョンよりもかなり変更点が多い。
  6. BAD BOY
    • [注釈 4]による楽曲。チャゲ&飛鳥のシングル「恋人はワイン色」のカップリング曲である「あきらめのBlue Day」は、同じメロディーで詞と編曲が違う作品。セルフカバーではなく、アルバム制作時のアイディアにより同時期に発表したもの[7]
  7. ほのかに甘くHOLIDAY
  8. Graduation
    • 「ガラスの十代」のカップリング曲で、タイトル通り「卒業」について歌われている。

リリース履歴

規格 発売日 レーベル 品番
LP 1988年1月1日 (1988-01-01)(限定盤) ポニーキャニオン C28A 0617
CT 28P 6769
CD D32A 0343
LP 1988年1月21日 (1988-01-21)(通常盤) C25A 0618
CT 25P 7471
CD D30A 0344
LP 2023年11月3日 (2023-11-03) PCJA-00129

脚注

注釈

  1. ^ なお、光GENJIのカレンダーは書店等での通常販売は行なわれず、解散年までアルバムの購入特典として付属する形態を取っていた。
  2. ^ メンバーは、諸星和己佐藤寛之山本淳一赤坂晃佐藤敦啓の5人。
  3. ^ 「涙・BOY」の歌詞には「RAINY GIRL」というフレーズが入っているが、作詞は松井五郎で、作曲も飛鳥涼ではなくCHAGEである[6]
  4. ^ メンバーは、内海光司大沢樹生の2人。

出典

  1. ^ 光GENJI | 光GENJI”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2023年7月23日閲覧。
  2. ^ 第2回日本ゴールドディスク大賞 / Gold Disc Hall of Fame 2nd”. 日本ゴールドディスク大賞公式サイト. 2024年11月11日閲覧。
  3. ^ “光GENJI|アルバム『光GENJI』アナログ盤が赤のカラーバイナル仕様で11月3日発売”. TOWER RECORDS ONLINE (タワーレコード). (2023年8月8日). https://tower.jp/article/feature_item/2023/08/08/0705 2023年8月9日閲覧。 
  4. ^ 光GENJI”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年8月5日閲覧。
  5. ^ INSIDE CHAGE&ASKA V”. CHAGE and ASKA Official Web Site. 株式会社ロックダムアーティスツ. 2023年7月23日閲覧。
  6. ^ CHAGE and ASKA 涙・BOY 歌詞”. 歌ネット. 株式会社ページワン. 2023年7月23日閲覧。
  7. ^ PRIDE II 〜10年の複雑〜 (八曜社、1989年10月10日発行) ISBN 4827000964
  8. ^ あぶない少年(1)”. テレビドラマデータベース. 2023年7月23日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「光GENJI (アルバム)」の関連用語

光GENJI (アルバム)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



光GENJI (アルバム)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの光GENJI (アルバム) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS