デイドリーム (マライア・キャリーのアルバム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/04 08:48 UTC 版)
| 『デイドリーム』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| マライア・キャリー の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| 録音 | 1994年 - 1995年 | |||
| ジャンル | R&B | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | コロムビア | |||
| プロデュース | マライア・キャリー、ウォルター・アファナシエフ、デイヴ・ホール、ジャーメイン・デュプリ、マニュエル・シール、デヴィッド・モラレス | |||
| マライア・キャリー アルバム 年表 | ||||
 
      
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| 『デイドリーム』収録のシングル | ||||
      
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| 専門評論家によるレビュー | |
|---|---|
| レビュー・スコア | |
| 出典 | 評価 | 
| About.com | |
| オールミュージック | |
| エンターテインメント・ウィークリー | B[3] | 
| ローリング・ストーン | |
| ニューヨーク・タイムズ | (Positive)[5] | 
| ピープル | (Positive)[6] | 
『デイドリーム』(Daydream) は、1995年に発売されたマライア・キャリーの5枚目のスタジオ・アルバム。
解説
今までのアルバムよりもR&Bやヒップホップ色が強い作品となったが、これはマライア自身が決めたことであり、レコード会社は前々からヒップホップ・アーティストやラッパーをマライアから遠ざけたがっていた。しかし、このマライアとレーベルとの間で対立があったにもかかわらず、多くの批評家はこのアルバムを絶賛した。
全米のアルバムチャートBillboard 200では6週連続首位、81週チャート入りした[7]。また、3,200万枚を売り上げた前作の『ミュージック・ボックス』に続き、アメリカ国内だけで1,000万枚のセールスを売上げ、ダイヤモンド・アルバムとなった。世界規模では2,500万枚を売り上げた。2001年時点で、日本では240万枚を売り上げている[8]。
このアルバムからのシングル「ファンタジー」は、日本では日本盤シングルCDが1枚490円で販売された(当時日本において一般的なシングルCDの価格は1枚1000円程度であった)[9]。これは円高の影響で値下げ傾向にあった輸入盤CDなどへの対抗策である[9]。
2作目のシングルの「ワン・スウィート・デイ」はボーイズIIメンとデュエットし、2曲連続初登場1位という史上初の快挙も成し遂げた。また、ビルボードHot 100では16週間1位を獲得し、ギネス記録に認定された。
3作目のシングルの「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」も2週間1位をとり、1996年に最もラジオで流れた曲となり、大ヒットを記録した。このアルバムからのシングル曲3曲が1位を獲得し、1枚のアルバムからのシングルのみで25週以上全米チャート1位を記録した。この記録を達成した女性アーティストはマライアのみである。
本作品は、ソニーのSBM(スーパー・ビット・マッピング)録音が採用されており、既存のCDプレイヤーにて高音質再生が可能であるが、PRO pixy ESPRITなどのSBM対応機種では、20ビット相当の分解能で再生することができる。
収録曲
| # | タイトル | 
|---|---|
| 1. | 「ファンタジー[10]」(Fantasy) | 
| 2. | 「アンダーニース・ザ・スターズ」(Underneath The Stars) | 
| 3. | 「ワン・スウィート・デイ」(One Sweet Day) | 
| 4. | 「オープン・アームズ[11]」(Open Arms) | 
| 5. | 「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」(Always Be My Baby) | 
| 6. | 「アイ・アム・フリー」(I Am Free) | 
| 7. | 「ホエン・アイ・ソー・ユー」(When I Saw You) | 
| 8. | 「ロング・アゴー」(Long Ago) | 
| 9. | 「メルト・アウェイ」(Melt Away) | 
| 10. | 「フォーエバー」(Forever) | 
| 11. | 「デイドリーム・インタールード」(Daydream Interlude) | 
| 12. | 「ルッキング・イン」(Looking In) | 
| # | タイトル | 
|---|---|
| 13. | 「ファンタジー(デフ・クラブ・ミックス)」(Fantasy (Def Club Mix)) | 
チャート成績
| チャート(1995年) | 最高順位 | 
|---|---|
| アメリカ(Billboard Hot 100)[7] | 1 | 
| イギリス(全英アルバムチャート)[12] | 1 | 
脚注
- ^ Lamb, Bill. “Mariah Carey 'Daydream'”. About.com. 2010年8月20日閲覧。
 - ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Mariah Carey: Daydream”. Allmusic. All Media Guide. 2010年10月20日閲覧。
 - ^ Tucker, Ken (1995年10月13日). “Daydream (1995)”. Entertainment Weekly. Time Warner. 2010年10月20日閲覧。
 - ^ “Mariah Carey: Album Guide”. Rolling Stone. Limited Liability Company. 2010年10月20日閲覧。
 - ^ Holden, Stephen (1995年10月8日). “Pop Music; Mariah Carey Glides Into New Territory”. The New York Times. The New York Times Company. 2010年10月20日閲覧。
 - ^ “Picks and Pans Main: Song”. People. Time Warner (1995年10月16日). 2010年10月20日閲覧。
 - ^ a b “Mariah Carey”. Billboard. 2023年1月19日閲覧。
 - ^ マライア・キャリー『グレイテスト・ヒッツ』日本盤(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、SICP-77〜8)付属ライナーノーツ、10頁。
 - ^ a b 「シングルCDに低価格の波 話題盤490円で来月発売 ソニー・ミュージック」『日本経済新聞』1995年8月19日付夕刊、1頁。
 - ^ 日本では『なるほど!ザ・ワールド』のエンディングテーマ及びコーセーのCMソングに使用された。
 - ^ ジャーニーのカバー。日本ではフジテレビジョンがバレーボール中継のイメージソングに使用。
 - ^ “Mariah Carey|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月19日閲覧。
 
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