仮面ライダージオウ オーマフォーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 03:53 UTC 版)
「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」の記事における「仮面ライダージオウ オーマフォーム」の解説
常磐ソウゴがジクウドライバーにオーマジオウライドウォッチを装填して変身する、オーマジオウの力を宿したジオウの究極強化形態。「最終王者」と呼ばれている。 変身音声は「キングタイム!仮面ライダージオウ!オーマ!」。 その姿はオーマジオウと共通する部分を持ちつつも大きく異なり、手から衝撃波を放つ、時間を停止するなど、オーマジオウと同様の能力を行使できる。劇中では時間操作能力でダイマジーンを経年させ、ボディを錆びつかせた。 デザインコンセプトは「キレイなオーマジオウ」。ラスボスとして描かれたオーマジオウをヒロイックにアレンジしたもので、上品でゴージャスな感じにするため過度な装飾を抑え、オレンジがかった明るい金色のマスクにしている。背中の時計針のマントはジオウの顔の針に準じたデザインに戻し、襷掛けだった時計バンドも左右対称のマントにしているほか、顔の「王」のモールドはシルエットの変化のため羽や翼のような形で複眼の延長線上に取り入れ、ヒロイックな方向で混沌から秩序への変化の違いを出している。額のそのまま嵌め込まれたジオウライドウォッチは、仏像の白毫のように見せている。ブーツ部分は「新たな歴史」を歩み始めたことを表現するため、ジオウトリニティと共通である。 スーツ・マスクは、アップ・アクション兼用の1種類が制作されている。メッシュパーツの複眼パーツを換装することで視界を良好にしている。光沢感のあるベーススーツは、従来のタイツに比してストレッチ性が劣るため、肘と膝にはアイボリー系の異なる生地が縫製されている。またアクションに適するようにするため、後半身をタイツ生地にしている。 白倉プロデューサーは、本作品に登場するオーマジオウは2068年に存在する本人ではなくソウゴ自身の一種のアバターであり、オーマジオウとの対話は自分自身との対話という心理描写の要素、オーマフォームへの変身はソウゴ自身の自覚や決意のメタファーでもあるとしている。 必殺技 キングタイムブレーク オーマジオウライドウォッチのライドオンスターターを押すことで発動し、最強形態となったすべての平成ライダーと共に飛び蹴りを叩き込む。劇中でジオウは「平成ライダーキック」と呼称している。さらに全平成ライダーたちが各作品のタイトルと共に巨大化したバールクスの板状のバリアを破り、「平成」の文字を刻み込んだ。ライダーの背後には各番組のロゴが、尾を引いている。平成ライダー全員が必殺技のキックを打ち込むというのは、『平成ジェネレーションズ FOREVER』で既にやっているため、異なるアプローチをすることになった。平成の元号を発表する会見で、当時の官房長官であった小渕恵三が「平成」と書かれた額縁を掲げるのが元になっており、小渕が会見で額縁を覗き込むように見ていた場面があったため、バールクスも覗き込む場面を入れている。 キングギリギリスラッシュ サイキョージカンギレードの必殺技。刀身から伸びる光に「ジオウサイキョウー」の文字が浮かび、光の剣を出現させて相手を両断する。 アラウンド・ザ・クロック 『仮面ライダー シティウォーズ』オリジナルの必殺技。時計型の魔法陣を発生させ、周囲を爆発させる。
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