他作品での類似の兵器
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『宇宙戦艦ヤマト』以降に反射衛星砲に類似する兵器が登場する作品がある。 オリハルコンパワービーム テレビアニメ『ムーの白鯨』に登場。火星付近に位置していたアトランティス大陸から、巨大な反射鏡の「月面ポイント」や「地球ターゲットポイント」と呼ばれるミラーボールのような衛星を介し、地球各地を攻撃した。 地上から宇宙空間を狙い撃つ防御兵器ではなく、宇宙空間から地上を狙う攻撃兵器として作られた点が反射衛星砲との最大の違い。また、この衛星はビームを反射させるのではなく屈折させていたようである。 バベルの塔 テレビアニメ『ふしぎの海のナディア』に登場。「ルシファー」や「ミカエル」など、計12個の「しもべの星」と呼ばれる反射衛星を介し、地球各地やΝ-ノーチラス号を攻撃した。 『ナディア』のスタッフには『ヤマト』のファンを公言している者が多いため、反射衛星砲へのオマージュであることが窺える。 レクイエム テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場。「軌道間全方位戦略砲」と呼ばれる地球連合軍の戦略兵器システムで、廃コロニーを中継ステーションとして利用する。後にザフトへ接収された。 オリンポス・システム 小説『七都市物語』に登場。月面に拠点を置く汎人類世界政府が地球人類を支配するために設置した。地上500m以上を飛行する物体を探知し、撃墜する。 反射衛星砲 道原かつみの漫画版『銀河英雄伝説』に登場。OVA版に登場した全自動防衛人工衛星群「アルテミスの首飾り」に代わる形で用いられた。 エクスキャリバー フライトSTG『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』『エースコンバット インフィニティ』に登場。いずれの作品でも弾道ミサイル防衛構想の一環として建造された超高層化学レーザー兵器と設定されており、遠距離目標へ高硬度を飛行する航空機や人工衛星に搭載した反射板を介し、ギガワット級の出力を誇るレーザー円柱状の範囲攻撃を行う。プレイヤーに接近された際には、直射により円錐状の範囲攻撃を行った。その巨大さから小回りが利かないため、敵の接近を許した場合に備え複数のジャミング施設とレーザー列車砲が備えられている他、『インフィニティ』では地上や無人飛行船に設置された複数の反射板を使用した近接防御システム「APS」が設けられている。 アルトネリコ コンピュータRPG『アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩』に登場。世界に残された3本の塔の1つで、同名の詩魔法を唱えることにより上部から巨大なレーザーを放つ魔導兵器となる。物語の舞台は遠く離れた別の塔であるため、攻撃時には反射衛星を介する必要がある。なお、「ファンタスマゴリア」という上位互換版が存在する。 バベル・キャノン シミュレーションRPG『サモンナイト2』に登場。機属性最強の召喚獣、機竜ゼルゼノンの持つ高出力ビーム砲。衛星の反射鏡は一種のビームシールドとなっており、使用時にのみ展開される。ゲームシステムの都合上、魔法バリアには防がれる。 光と闇の舞 OVA『勇者王ガオガイガーFINAL』に登場。 合体ビークルロボ・天竜神が使用。EI-01の全方位反射レーザーを解析して再現した技。煙幕と電波撹乱のチャフ、反射鏡を搭載したミサイルを発射して攻撃対象の視覚を制限し、そこにメーザーを撃ち込んで反射鏡を利用することにより全方位から攻撃を仕掛ける。 攻撃対象は複数でも問題ないが、反射角の計算には光竜と闇竜のAI出力を合わせた大変高度な計算と速度を必要とする。そのため、特にメーザー発射後は機体制御が制限される。物的な消費もかなり大きいが、EI-01の攻撃以上の威力を誇る。
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