主人公とその家族および友人・関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/14 18:59 UTC 版)
「わずかいっちょまえ」の記事における「主人公とその家族および友人・関係者」の解説
遊川 和好(ゆかわ わずか) 12歳の女の子。物語開始時は小学6年生だったが、第3話以降は、恒条学園付属中学校1年A組の生徒となる。優等生で学年ではいつも1番。恒条学園付属中1年A組では委員長を務める。仕事で帰りの遅い母親に代わり、殆ど毎日の食事・洗濯・掃除などの家事全般の多くをこなし、昼食の弁当も自分で作っている。母親を気遣い、家に独りでいるときも寂しい素振りを見せずにいる、優しい心の持ち主。中学1年になり、自分の担任となった小山内の大人っぽい優しさに、憧れを抱く。 和好のお母さん 出版関係の仕事をしており、出勤も遅く帰宅も遅いため、家事全般の多くを和好に頼っている。最終話に僅かに登場するのみであるが、メガネをかけ髪を後ろに束ねたその容姿は、同作者の「電話をください」(「ハーフな分だけ」下巻に収録)の主人公と同棲していた、出版関係の仕事をしている女性や、「微熱ください」に登場する杉本と呼ばれる女性とよく似ている。 伴 太一(ばん たいち) 和好と幼馴染の男の子。物語開始時は和好と同じクラスの小学6年生で、第3話以降は、和好と同じ恒条学園付属中学校1年A組。成績優秀だが、和好がいつも1番のため、学年ではいつも2番。恒条学園付属中1年A組では副委員長を務める。和好に恋心を抱いているが、万年2番の成績の嫉妬と照れ隠しのためか、事あるごとに和好をからかい、吉田兄弟たちと「いじめ」に近いことをしていた。ただし、物語中盤からは、からかいや、いじめはしなくなり、和好の気持ちを理解できるようになる。また、初めは敵対していたマッハ号とも、途中からたびたび会っては、和好についての相談事をしていた。物語終了時は成績がトップクラスからは外れ、2年B組となり、和好とは別のクラスになってしまう。 吉田(よしだ)兄弟 小学6年生(物語開始時)の男の子2人。容姿が酷似しており、双子と推測される。物語中ではそれぞれ「吉田 兄」と「吉田 弟」と呼ばれている。サッカーが得意で、太一たちの中学校とは別の、スポーツに力を入れている中学校に進学した。小学生の頃は太一と一緒に和好をからかったりいじめたりしていたが、中学が別れてからはそれも無くなり、殆ど交流をしていない。 後藤(ごとう)くん 和好や太一と同じ、恒条学園付属中学校1年A組の男子生徒。角ばったメガネをかけている。成績についての発言がきっかけで、太一と取っ組み合いの喧嘩をするが、のちに太一が謝罪したことで仲直りをし、和好が提案した教室掃除にも参加し、クラスメイトとも会話を交わすようになる。 滝川(たきがわ)さん 和好や太一と同じ、恒条学園付属中学校1年A組の女子生徒。和好が提案した「生徒による教室掃除」に参加した経緯で、和好とは友達になる。彼女の母親は、和好が提案した教室掃除に対し、「放課後の掃除のせいで勉強時間が不足する」と学校に苦情を申し出た。 小山内 康夫 (おさない やすお) 和好と太一が第3話から通う、恒条学園付属中学校1年A組の担任。第3話より登場。背が極端に高く、ドア上部や通路などの鴨居によく頭をぶつけている。和好が提案した「生徒による教室掃除」の件で、滝川の母親についてきた滝川の父親が、教室掃除を提案した和好に対し、偏見と不適切な態度を取った際に、小山内が滝川の父親を殴ってしまったため、退職に追い込まれてしまう。下の名前は第7話で登場する電話番号簿にて判明している。
※この「主人公とその家族および友人・関係者」の解説は、「わずかいっちょまえ」の解説の一部です。
「主人公とその家族および友人・関係者」を含む「わずかいっちょまえ」の記事については、「わずかいっちょまえ」の概要を参照ください。
- 主人公とその家族および友人・関係者のページへのリンク