主な特別科学学級出身者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 08:46 UTC 版)
「特別科学学級」の記事における「主な特別科学学級出身者」の解説
卒業生の多くは東京大学に進んだ。たとえば東京高等師範学校附属中学校(現:筑波大学附属中学校・高等学校)の場合、 I期生17名(1948年ならびに1949年に同校を卒業)の進学先は東京大学が10名、大阪大学、名古屋大学、東京薬科大学、東京工業大学が各1名ずつ、東京教育大学が2名、就職者が1名。 II期生15名(1948年ならびに1950年に同校を卒業)の進学先は全員が東京大学(文系9名、理系6名)。 III期生33名(1951年に同校を卒業)の進学先は東京大学21名、慶應義塾大学5名、東京教育大学2名、一橋大学、埼玉大学、東京学芸大学と札幌医科大学、早稲田大学が各1名ずつ。 IV期生25名(1952年に同校を卒業)の進学先は東京大学12名、早稲田大学4名、慶應義塾大学3名、京都大学、北海道大学、順天堂医科大学、昭和医科大学、学習院大学、成蹊大学が各1名ずつ。 といった具合であった。 佐和隆光は映画監督の伊丹十三とともに小説家の筒井康隆を特別科学学級出身者に挙げているが、筒井当人は自分が学んでいたのは政府設置の特別科学学級ではなく大阪市設置の特別教室だったと述べている。 卒業者の結束は固く、第二次世界大戦後もしばしば同窓会を行っている。 青山博之 - 建築学者、東京大学名誉教授(元東京大学工学部長・東京大学名誉教授の青山秀三郎の子息) 石崎津義男 - 岩波書店元専務取締役 伊丹十三 - 映画監督(映画監督の伊丹万作の子息) 糸川嘉則 - 衛生学者、京都大学名誉教授 上村淳之 - 日本画家(日本画家の上村松篁の子息) 浦達也 - 元NHKディレクター、評論家、江戸川大学名誉教授 大越孝敬 - 電子工学者、東京大学名誉教授、東京大学先端科学技術センター初代所長(東京大学教授の大越諄の子息) 鹿島昭一 - 鹿島建設最高相談役(外交官・鹿島建設会長・参議院議員の鹿島守之助の子息) 金丸由雄 - 社会学者、駒澤大学教授 上坂修夫 - 経済学者、駒澤大学名誉教授 河合秀和 - 政治学者、学習院大学名誉教授 川那部浩哉 - 生物学者、京都大学名誉教授 川西進 - 英文学者、東京大学名誉教授 菊池晴彦 - 脳神経外科学者、京都大学名誉教授 久城育夫 - 地球科学者、東京大学名誉教授 佐伯禎明 - ドイツ語学者、創価大学教授 柴沼明 - 三井不動産取締役、ららぽーと元会長(文部官僚で東京教育大学初代学長の柴沼直の子息) 定塚英一 - 弁護士 鈴木寧 - 英文学者、東京都立大学名誉教授 鈴木淑夫 - 日本銀行理事、野村総合研究所理事長、[[[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]] 関口守正 - 医学者、東京大学名誉教授 田村晃 - 医学者、帝京大学教授 都築正和 - 医学者、東京大学名誉教授 徳山明 - 教育学者、兵庫教育大学大学院名誉教授 中江陽三 - 元NHKアナウンサー 西川禕一 - 電気工学者、京都大学名誉教授 仁科雄一郎 - 物理学者、東北大学名誉教授(理化学研究所所長仁科芳雄の子息) 根本敬久 - 海洋学者、東京大学海洋研究所所長 林順雄 - 電気工学者、千葉工業大学教授 春田博 - シチズン時計社長 東村敏延 - 化学者、京都大学名誉教授 平川祐弘 - 比較文学者、東京大学名誉教授 平田賢 - 工学者、東京大学名誉教授 藤井裕久 - 衆議院議員・財務大臣 穂積忠夫 - 弁護士(東京帝国大学法科大学長・貴族院議員の穂積八束の孫) 松原謙一 - 生化学者、大阪大学名誉教授 三須明 - 物理学者、東京理科大学教授 水島昭二 - 生化学者、東京大学名誉教授(化学者・東京大学名誉教授の水島三一郎の子息) 三輪浩 - 物理学者、信州大学名誉教授 藪忠綱 - 外交官、駐ギリシャ大使、常磐大学教授 山口迪夫 - 栄養学者、実践女子大学教授 吉田庄一郎 - ニコン元会長、現相談役 和久本芳彦 - 東芝顧問、国際文化交流推進協会理事長
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