主な特徴と代表的なマルセイユ版タロット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/19 05:07 UTC 版)
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木版画調のラフな絵柄が特徴的なカードで、現在広く用いられているウェイト版タロットとは大アルカナの配列順序が異なっている。 マルセイユ版:カード番号8は「正義」、11は「力」。 ウェイト版:カード番号8は「力」、11は「正義」。 また、その歴史の長さなどから様々なバリエーションのものが出回っている。以下、代表的なものの一部。 Ancien Tarot de Marseille 1848年にバプティスト・ポール・グリモー(Baptiste Paul Grimaud)が創業したフランスのカードメーカー、フランス・カルタ社のタロットカード。俗に言う「グリモー版」。 Universal Tarot of Marseille イタリアのLO SCARABEO社から発行されているタロットカード。下記のクラウド・バーデルのデザインを現代風に復刻したものである。 Tarot Classic 1751年にクラウド・バーデル(Claude Burdel)によって作成された木版タロットカードの復刻版。スイスのAGM社やイタリアのLO SCARABEO社などから発行されている。 Tarot Vieville 1650年頃のパリにてジャック・ヴィエヴィル(Jack Vieville)によって作成された木版タロットカードの復刻版。「歴史」に記載されているジャン・ノブレのものと同時期に作成されたものであり、そのデザイン等から様々な研究の対象となっている。 Ancient Tarots of Marseilles 1760年にニコラ・コンヴェル(Nicolas Conver)によって作成された木版タロットカードの復刻版。なお、このデザインの木版を所有するカモワン社によってカモワン・タロットが作成されている。 この他にも、多種多様にデザインの異なるマルセイユ版タロットが作成されている。
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