たんごあまのはしだておおえやま‐こくていこうえん〔タンゴあまのはしだておほえやまコクテイコウヱン〕【丹後天橋立大江山国定公園】
丹後天橋立大江山国定公園
若狭湾国定公園の区域であった由良川以西の丹後半島海岸部に、新たに後背の世屋(せや)高原、大江山両地域を加えて独立し、平成19年8月に誕生した56番目の国定公園である。
海岸はリアス式海岸で半島北端の経(きょう)ヶ岬などに海食崖が発達し、また、鳴き砂で知られる琴引浜や、小島の多い丹後松島など多様な景観が見られる。日本三景の一つ、天橋立は宮津湾と阿蘇海(あそかい)を分ける長さ約3kmの砂嘴(さし)である。
半島中央部の世屋高原は高原状の地形で、高層湿原の大フケ湿原など変化に富んだ景観が見られる。また、大江山は半島の南部に東西に横たわる連山である。これらの地域にはブナ林など自然性の高い森林があるほか、元伊勢内宮などの文化景観もあり、また、棚田など里山景観の維持もなされている。
丹後天橋立大江山国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/21 23:46 UTC 版)
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丹後天橋立大江山国定公園(たんごあまのはしだておおえやまこくていこうえん)は、京都府京丹後市から京都府舞鶴市の由良川河口右岸に至る「丹後半島海岸地区」及び、丹後半島内陸部の「世屋高原地区」、福知山市の旧大江町地域を中心とした「大江山連峰地区」の3地区で構成された国定公園。2007年8月3日に若狭湾国定公園から丹後半島海岸地区を独立させ、他の2地区を追加指定する形で新設された。17年ぶり、62番目の指定。総面積は約19,023haで、うち3,762ヘクタールは若狭湾国定公園から分離した部分である。
概要
日本海に面した丹後半島沿岸では、日本三景のひとつ天橋立や伊根の舟屋群、鳴き砂で知られる琴引浜などがある。内陸部の世屋高原には近畿有数のブナ林が広がり、大江山は鬼伝説で知られる、また味土野の大滝などの自然豊かな所が国定公園となっている。
2000年代に入り自然と人間の営みの関係を重視する文化的景観の考え方が広がったことをうけ、自然環境のみならず棚田などの人為的な景観を国定公園に含めることにした初例でもある。
沿革
関係自治体
アクセス
関連項目
外部リンク
座標: 北緯35度34分1.7秒 東経135度11分23.5秒 / 北緯35.567139度 東経135.189861度
固有名詞の分類
国定公園 |
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