中国のプロ棋士及び中国棋院関係者
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李(リィ) 北京にある中国棋院の師範。囲碁と生活の両方を総括する。下腹が出ている初老の男性で、伊角の長期滞在を認めた。不真面目な態度の人物には厳格だが、真剣に囲碁に向き合う者には寛大で、伊角が勉強のために揚海の部屋に規則に反して寝泊りしていることを黙認した。また、伊角に負けたことで楽平の向上心に火がついたことを素直に喜んでいた。棋士達からは「李老師(リィ先生)」と呼ばれている。 楊海(ヤン ハイ) 声 - 坂口賢一 中国囲棋協会所属のプロ棋士。八段。雲南省出身。語学が趣味と言い切るほど語学に長けており、英語・日本語・韓国語などを流暢に話す。くだけた性格で中国棋院で孤立しがちだった修業中の伊角の面倒を見たり精神面の指導をし、秘めた才能を覚醒させた。実は中国きっての実力派の棋士で、後には北斗杯の中国代表選手団団長にも任命された。作中でも非常に高い実力を誇るとされていて、中国でトップクラス。最終巻で和谷、アキラに続いてネット碁に潜む謎の最強棋士“sai”の正体に漸近し、更にはその最期まで言い当てた。 趙石(チャオ シイ) 声 - 藤巻恵理子 中国のプロ棋士、三段。14歳。まだ少年だが中国棋院を訪れた伊角を対局で一蹴し、伊角が中国棋院で修行するきっかけを作る。北斗杯でも中国代表の一人として来日。対日戦で社に勝つも対韓戦で敗れる。屈託のない性格。 陸力(ルー リィ) 中国のプロ棋士、五段。18歳。細面でメガネをかけている。北斗杯対日戦では大将。来日時には調子を落としていたらしく、アキラと対局するが、力にねじ伏せられ、敗北。その後の対韓戦でも敗れた。 王世振(ワン シチェン) 中国のプロ棋士、四段。16歳。中肉中背、短髪、眉が太い。北斗杯対日戦では副将。経験不足で緊張したヒカルを相手に中盤まで圧倒的有利に対局を進めるが、決着がついたはずの勝負に執拗に食いつかれ、怒涛のヨセにペースを乱される。最終的に勝利を収めるものの「薄氷の勝利」でしかなく、心の動揺を抑えられないまま対韓戦に突入、敗北を喫した。 楽平(レェピン) 声 - 高木礼子 中国のプロ棋士。歳は趙石より1つ下で、中国棋院で伊角と出会う。顔が和谷に酷似しており、伊角に「小さい和谷」と思われている。楊海と同じ雲南省出身。楊海は楽平の両親に、一人息子の楽平の様子を見てやって欲しいと頼まれていた。当初の楽平は田舎出身だったため、大都会北京にすっかり魅了されてしまい、あまり碁の勉強をせず遊んでばかりいた。 それでも中国棋院に選ばれた棋士の一人としての実力は備えていて、1回目の対局では伊角が子供と侮ったこともあり勝利するが、2回目の対局では精神的に開き直ることで成長した伊角に敗北した。それがきっかけで向上心に火が点き、以来伊角の修業期間中ずっと彼の側を付いて回り、熱心に碁の勉強に取り組んだ。敗北した悔しさから伊角に敵愾心を強く表していたが、伊角の話では、腹痛を起こした際に伊角が「和谷がいつもこうしている」という理由で与えられた正露丸で収まった事で、結局一番仲良しになった。いまだに身長は伸びてない様子で、北斗杯には楊海のバックに潜り込んでついていこうとしたらしい。でべそ。 陳学明(チェン シュエミン) 中国のプロ棋士、八段。徐彰元の回想に登場。3年前(4冠時代)の塔矢行洋と対局、中押し負けを喫する。雪辱を期して研鑽を重ね、トッププロに列する実力を得る。その力量をもって再戦するも、再び敗北した。くせ毛で、丸メガネをかけている。 王星(ワン シン) 中国のプロ棋士、九段。団体戦では北京チームに所属し、中国でもトップクラスの実力者。気さくな人柄で、伊角が中国棋院へ修行に来た際に対局した。 陳怡(チャン イー) 中国の女流プロ棋士。棋院内のリーグ戦で伊角に敗れる。 劉安(りゅう あん) 中国のプロ棋士。春蘭杯で高永夏と対局した。
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