中京2歳ステークスとは？わかりやすく解説

中京2歳ステークス
開催国	日本
主催者	日本中央競馬会
競馬場	中京競馬場
創設	2025年8月31日
2025年の情報
距離	芝1400m
格付け	GIII
賞金	1着賞金3100万円;
出走条件	サラ系2歳（国際）（特指）
負担重量	馬齢（55kg）
出典
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中京2歳ステークス（ちゅうきょう2さいステークス）はJRAが中京競馬場で施行している中央競馬の重賞（GIII）競走である。

概要

2024年9月23日に発表された2025年度の開催日割及び重賞日程において、同年まで施行されていた小倉2歳ステークスの競走条件を引き継ぐ形で回次を新たな重賞として第1回として実施される^[3]^[4]。

競走条件

以下の内容は、2025年^[1]^[2]^[5]のもの。

出走資格：サラ系2歳

JRA所属馬
函館2歳ステークス・ダリア賞（オープン特別）で2着以内の条件を満たした地方競馬所属馬
外国調教馬（優先出走）

負担重量：55kg（馬齢重量）

ただし南半球生まれの競走馬は3kg減。

出走資格のある地方競馬所属馬が出走申し込みを行った場合は競走を取りやめない。

賞金

2025年の賞金総額は1着3100万円、2着1200万円、3着780万円、4着470万円、5着310万円である^[1]^[2]。

歴史

2025年 - 前年までの小倉2歳ステークスの競走条件を引き継いでGIIIに格付けされるとともに施行距離を芝1400mに変更。また、施行時期も8月に変更。

歴代優勝馬

コース種別の表記がない距離は、芝コースを表す。

回数	施行日	競馬場	距離	優勝馬	性齢	タイム	優勝騎手	管理調教師	馬主
第1回	2025年8月31日	中京	1400m	キャンディード	牡2	1:19.4	北村友一	松下武士	グリーンファーム

同名の競走

重賞競走が創設される以前の2024年まで、同名の特別競走が行われていた。ただし、JRAではこれらの競走を前身としていない。

なお、2024年までの正式名称は、スポーツ報知杯中京2歳ステークスであった。「スポーツ報知」は、報知新聞社が発行するスポーツ紙で、同紙の中部版を発行している読売新聞中部支社より寄贈賞の提供を受けていた。

2024年の賞金総額は1着1600万円、2着640万円、3着400万円、4着240万円、5着160万円^[6]である。

歴史

1960年 - 「3歳優勝競走」から名称変更し、「中京3歳ステークス」として創設。
1971年 - 施行距離を芝1400mに変更。
1982年 - 施行距離を芝1800mに変更。
1998年 - 読売新聞中部支社（当時は中部本社）から寄贈賞を受け、スポーツ報知杯の副賞が付く。
1999年 - 小倉競馬場の改修工事による振替開催により小倉競馬場の「北九州3歳ステークス」の名称で施行。
2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「3歳」から「2歳」に変更し、「中京2歳ステークス」に名称変更。
2003年 - 降雪の影響により、当初予定の芝1800mからダート1700mに変更。
2010年・2011年 - 中京競馬場改修工事のため開催休止。
2012年 - 施行時期が7月に変更され、距離も芝1400mに変更。
2014年 - 施行距離が芝1600mに変更。
2020年 - 施行時期が12月に、距離も芝1200mにそれぞれ変更。

1986年以降の優勝馬

コース種別の表記がない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、現行表記に揃えている。

施行日	競馬場	距離	条件	優勝馬	性齢	タイム	優勝騎手	管理調教師	馬主
1986年 12月14日	中京	1800m	オープン	ニホンピロクリア	牝2	1:50.5	南井克巳	服部正利	小林百太郎
1987年 12月20日	中京	1800m	オープン	ニシノカブトザン	牡2	1:50.3	楠孝志	諏訪佐市	西山正行
1988年 12月18日	中京	1800m	オープン	ゴーゴーキング	牡2	1:49.5	横山典弘	松山康久	西田鉄男
1989年 12月17日	中京	1800m	オープン	エスアルビヒーロー	牡2	1:49.0	本田優	島崎宏	万行秀昭
1990年 12月16日	中京	1800m	オープン	イイデセゾン	牡2	1:50.0	柴田政人	大久保正陽	（株）アールエスエーカントリ
1991年 12月15日	中京	1800m	オープン	マヤノペトリュース	牡2	1:49.7	田原成貴	坂口正大	田所祐
1992年12月20日	中京	1800m	オープン	レガシーサンクス	牡2	1:49.8	横山典弘	坂口正大	（株）ホースタジマ
1993年 12月19日	中京	1800m	オープン	ドラゴンゼアー	牡2	1:50.9	菊沢隆徳	中尾謙太郎	（有）ビッグ
1994年12月18日	中京	1800m	オープン	ダイタクテイオー	牡2	1:52.3	藤田伸二	橋口弘次郎	大戸秀次
1995年12月17日	中京	1800m	オープン	センターライジング	牝2	1:50.1	四位洋文	伊藤雄二	中野優
1996年12月15日	中京	1800m	オープン	ペイストリーシェフ	牡2	1:50.4	小野次郎	柴田政人	伊達秀和
1997年12月14日	中京	1800m	オープン	エイダイクイン	牝2	1:48.7	菊沢隆徳	鈴木康弘	（有）東振牧場
1998年12月20日	中京	1800m	オープン	テイエムチョウテン	牡2	1:51.3	飯田祐史	吉永忍	竹園正繼
1999年12月19日	小倉	1800m	オープン	ダイタクリーヴァ	牡2	1:50.1	高橋亮	橋口弘次郎	(有) 太陽ファーム
2000年12月17日	中京	1800m	オープン	チアズブライトリー	牡2	1:49.7	吉田稔	山内研二	北村キヨ子
2001年12月16日	中京	1800m	オープン	ゼンノカルナック	牡2	1:50.7	高橋亮	北橋修二	大迫忍
2002年12月14日	中京	1800m	オープン	ホシコマンダー	牡2	1:49.2	佐藤哲三	増本豊	永井武
2003年12月20日	中京	ダート1700m	オープン	ブラックコンドル	牡2	1:46.6	武幸四郎	松田国英	（有）社台レースホース
2004年12月18日	中京	1800m	オープン	ブライトトゥモロー	牡2	1:47.7	和田竜二	石坂正	（有）サンデーレーシング
2005年12月17日	中京	1800m	オープン	メイショウサムソン	牡2	1:47.5	石橋守	瀬戸口勉	松本好雄
2006年12月16日	中京	1800m	オープン	ダイワスカーレット	牝2	1:47.8	安藤勝己	松田国英	大城敬三
2007年12月15日	中京	1800m	オープン	ホッカイカンティ	牡2	1:47.7	石橋脩	柴田政人	（有）北海牧場
2008年12月14日	中京	1800m	オープン	メイショウドンタク	牡2	1:49.3	上村洋行	安田伊佐夫	松本好雄
2009年12月13日	中京	1800m	オープン	シャイン	牡2	1:48.5	川島信二	川村禎彦	呂朝子
2012年7月22日	中京	1400m	オープン	エーシントップ	牡2	1:23.9	浜中俊	西園正都	（株）栄進堂
2013年7月21日	中京	1400m	オープン	グランシェリー	牝2	1:22.7	浜中俊	庄野靖志	間宮秀直
2014年7月27日	中京	1600m	オープン	ケツァルテナンゴ	牡2	1:40.5	浜中俊	笹田和秀	（株）G1レーシング
2015年7月25日	中京	1600m	オープン	シュウジ	牡2	1:36.0	小牧太	橋口弘次郎	安原浩司
2016年7月23日	中京	1600m	オープン	ディーパワンサ	牝2	1:35.0	C.ルメール	松下武士	（有）キャロットファーム
2017年7月22日	中京	1600m	オープン	アマルフィコースト	牝2	1:34.7	浜中俊	牧田和弥	（有）社台レースホース
2018年7月21日	中京	1600m	オープン	アドマイヤマーズ	牡2	1:34.7	M.デムーロ	友道康夫	近藤利一
2019年7月20日	中京	1600m	オープン	ラインベック	牡2	1:36.5	福永祐一	友道康夫	金子真人ホールディングス（株）
2020年12月19日	中京	1200m	オープン	ゴールドチャリス	牝2	1:09.5	浜中俊	武幸四郎	フィールドレーシング
2021年12月18日	中京	1200m	オープン	ジャングロ	牡2	1:08.4	武豊	森秀行	藤田晋
2022年12月17日	中京	1200m	オープン	ビッグシーザー	牡2	1:08.0	幸英明	西園正都	幅田昌伸
2023年12月16日	中京	1200m	オープン	クリスアーサー	牡2	1:08.6	河原田菜々	渡辺薫彦	大戸志浦
2024年12月14日	中京	1200m	オープン	アメリカンステージ	牡2	1:09.1	岩田康誠	矢作芳人	（株）吉澤ホールディングス

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

^ ^a ^b ^c “2025年第4回中京競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2025年8月16日閲覧.
^ ^a ^b ^c “重賞競走一覧（レース別・関西）” (PDF). 日本中央競馬会. p. 22 (2025年). 2025年8月16日閲覧。
^ “2025年度の重賞競走の主な変更点について（PDF）” (PDF). 日本中央競馬会 (2024年9月23日). 2024年11月21日閲覧。
^ “2025年度第4回中京競馬特別レース名解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 2. 2025年8月16日閲覧。
^ “中央競馬指定交流競走に出走する地方競馬所属馬の決定方法（夏季競馬）” (PDF). 日本中央競馬会. 2025年8月16日閲覧。
^ “2024年第4回中京競馬番組（PDF）” (PDF). 日本中央競馬会 (2024年7月28日). 2024年11月21日閲覧。

各回競走結果の出典

JRA年度別全成績
- （2025年）“第4回中京競馬第4日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 6 (2025年8月31日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：23047）
- （2024年）“第4回中京競馬第5日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2024年12月14日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：35057）
- （2023年）“第4回中京競馬第5日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2023年12月16日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：35058）
- （2022年）“第6回中京競馬第5日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2022年12月17日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：35057）
- （2021年）“第6回中京競馬第5日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2021年12月18日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：35058）
- （2020年）“第3回中京競馬第5日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2020年12月19日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：35058）
- （2019年）“第3回中京競馬第7日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2019年7月20日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：19081）
- （2018年）“第3回中京競馬第7日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2018年7月21日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：19081）
- （2017年）“第3回中京競馬第7日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2017年7月22日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：19081）
- （2016年）“第3回中京競馬第7日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2016年7月23日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：19081）
- （2015年）“第3回中京競馬第7日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2015年7月25日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：19081）
- （2014年）“第3回中京競馬第8日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2014年7月27日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：19093）
- （2013年）“第3回中京競馬第8日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2013年7月21日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：19093）
- （2012年）“第2回中京競馬第8日” (PDF). 日本中央競馬会. p. 5 (2012年7月22日). 2025年9月6日閲覧。（索引番号：18093）
中京3歳ステークス歴代優勝馬 - netkeiba、2024年11月21日閲覧
中京2歳ステークス（2001年～2024年）歴代優勝馬 - netkeiba、2024年11月21日閲覧
JBISサーチ
- 1999年

外部リンク

JRA公式サイト「今週の注目レース」から（2025年）

[bangumi_2025chukyo4-1] “2025年第4回中京競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2025年8月16日閲覧.

[jusyo_kansai-2] “重賞競走一覧（レース別・関西）” (PDF). 日本中央競馬会. p. 22 (2025年). 2025年8月16日閲覧。

[3] “2025年度の重賞競走の主な変更点について（PDF）” (PDF). 日本中央競馬会 (2024年9月23日). 2024年11月21日閲覧。

[特別レース名解説-4] “2025年度第4回中京競馬特別レース名解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 2. 2025年8月16日閲覧。

[kouryu02-5] “中央競馬指定交流競走に出走する地方競馬所属馬の決定方法（夏季競馬）” (PDF). 日本中央競馬会. 2025年8月16日閲覧。

[6] “2024年第4回中京競馬番組（PDF）” (PDF). 日本中央競馬会 (2024年7月28日). 2024年11月21日閲覧。

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中京2歳ステークスとは？ わかりやすく解説