上海アリス幻樂団のゲーム作品
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「東方Project」の記事における「上海アリス幻樂団のゲーム作品」の解説
『怪綺談』の発表以降は活動を休止していたがその4年後、サークル名を「上海アリス幻樂団」と改称しプラットフォームをWindowsに移して開発が再開された。再開理由についてZUNは、「仕事で溜まったストレスを発散するため」だと述べている。Windows上であれば、x86に限らずPC-98でも動作する場合がある。 東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.(2002年8月 C62発表) 第6弾・「とうほう こうまきょう」。縦スクロール弾幕系シューティングゲームで、プラットフォームをWindowsに移しての最初の東方Project作品。「スペルカードシステム」が初めて搭載された。 東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.(2003年8月 C64発表) 第7弾・「とうほう ようようむ」。前作の流れを引き継ぐ。自機の低速移動に当たり判定の目安が表示されるようになった。 東方永夜抄 〜 Imperishable Night.(2004年8月 C66発表) 第8弾・「とうほう えいやしょう」。異なる性能を持つ2種類の自機を場面に応じて使い分けるシステムになっている。ここまでの『紅魔郷』『妖々夢』『永夜抄』の3作は「Windows版三部作」とされている。 東方花映塚 〜 Phantasmagoria of Flower View.(2005年8月 C68発表) 第9弾・「とうほう かえいづか」。前3作とは異なり、『夢時空』同様、『ティンクルスタースプライツ』のシステムを借用した対戦型シューティングである。弾幕系シューティングゲームシリーズではこの作品のみ「黄昏フロンティア」のメンバーが、制作スタッフとして参加している。 東方文花帖 〜 Shoot the Bullet.(2005年12月 C69発表) 第9.5弾・「とうほう ぶんかちょう」。「弾を撃って敵を倒す」というそれまでのシステムは異なり、「敵と敵弾をより綺麗に写真に撮る」という「弾幕撮影ゲーム」である。書籍『東方文花帖 〜 Bohemian Archive in Japanese Red.』のゲームパートと位置付けられている。 Windows版『東方Project』で初めて、博麗霊夢と霧雨魔理沙が自機ではなくなった。替わりに自機を務めるのは、新聞記者で天狗の射命丸文である。 『紅魔郷』から『花映塚』まで使用してきたソースデータを流用せず、一からソースを作り直している。『風神録』はこのソースデータを元に制作されている。 東方風神録 〜 Mountain of Faith.(2007年8月 C72発表) 第10弾・「とうほう ふうじんろく」。『永夜抄』以来、約3年ぶりに制作された縦スクロール弾幕系シューティングゲーム作品。 東方地霊殿 〜 Subterranean Animism.(2008年8月 C74発表) 第11弾・「とうほう ちれいでん」。『風神録』で廃止された「グレイズ」が復活した。 東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.(2009年8月 C76発表) 第12弾・「とうほう せいれんせん」。敵が放出する特殊なアイテムを集めて自機やボムを増やすシステムとなっている。ここまでの『風神録』『地霊殿』『星蓮船』の3作は「守矢三部作」とされている。 ダブルスポイラー 〜 東方文花帖(2010年3月 第7回博麗神社例大祭発表) 第12.5弾。『文花帖(ゲーム)』の第2弾に当たる。この作品でも『文花帖(ゲーム)』同様、霊夢と魔理沙は自機ではなく、前作の射命丸文に加え、同じく新聞記者で天狗の姫海棠はたてが務める。 妖精大戦争 〜 東方三月精(2010年8月 C78発表) 第12.8弾・「ようせいだいせんそう」。漫画『三月精』の単行本に収録された短編をプレストーリー(前日譚)としており、ゲームとしてその後を描く形になっている。自機は霊夢と魔理沙ではなく氷の妖精のチルノであり、弾を避けるために「凍らせて無力化する」システムになっている。 登場人物の作画は、漫画『三月精』2代目作画の比良坂真琴が担当。 東方神霊廟 〜 Ten Desires.(2011年8月 C80発表) 第13弾・「とうほう しんれいびょう」。新システムとして「小神霊」「霊界」が導入されている。『風神録』以前と以後のゲームの橋渡しとなるように作られた作品の第1弾のようなものと述べている。 東方輝針城 〜 Double Dealing Character.(2013年8月 C84発表) 第14弾・「とうほう きしんじょう」。 シリーズでは初めてPLAYISMでのダウンロード販売が行われた作品。 この作品からグラフィックの解像度が従来の640×480 (VGA)から1280×960 (Quad-VGA)に変更され、フルスクリーンモードでの画質が向上した。 弾幕アマノジャク 〜 Impossible Spell Card.(2014年5月 第11回博麗神社例大祭発表) 第14.3弾。主人公は前作『輝針城』の5面ボス鬼人正邪。敵の放つImpossible Spell Card(=回避不能弾幕)を様々な反則アイテムを駆使して切り抜ける。 東方紺珠伝 〜 Legacy of Lunatic Kingdom.(2015年8月 C88発表) 第15弾・「とうほう かんじゅでん」。従来のシステムで行われる「レガシーモード」のほかに、一度ミスをするとやり直しとなる「完全無欠モード」が搭載された(Extraステージはレガシーモードのみ)。 東方天空璋 〜 Hidden Star in Four Seasons.(2017年8月 C92発表) 第16弾・「とうほう てんくうしょう」。2017年4月に発表が予告された。例大祭14で体験版頒布、C92で本編が頒布された。新システムの「季節装備」「季節開放」が導入されている。 秘封ナイトメアダイアリー 〜 Violet Detector.(2018年8月 C94発表) 第16.5弾。主人公は『東方深秘録』のラストボスである、宇佐見菫子が務める。 東方鬼形獣 〜 Wily Beast and Weakest Creature.(2019年8月 C96発表) 第17弾・「とうほう きけいじゅう」。2019年4月に発表が予告され、例大祭16にて体験版頒布、C96で本編が頒布された。新システムとして「動物霊」「暴走ロアリングモード」等が導入されている。。 東方虹龍洞 〜 Unconnected Marketeers.(2021年5月発表) 第18弾・「とうほう こうりゅうどう」。2021年2月に発売が予告され、例大祭18にて体験版頒布、同年5月4日にSteam版が発売、同年5月13日に各同人ショップにて委託販売された。新システムとして各ステージで購入できる「アビリティカード」が導入されている。
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