上下型(頭脳型)1種・2種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 07:31 UTC 版)
腰椎1番でバランスを取り、毀誉褒貶が感受性の中心である。直立している時もお辞儀するときも体重が足の前にかかる。太りにくく細長い体型で、首に特徴がある。非常に理屈っぽく、言葉に敏感であり被暗示性も強い。そのため、言葉やイメージからの思い込みだけで病気になったり健康になったりする。会話にリアリティがあり面白い。長い睡眠時間を要し、ストーリーのある夢をよく見る。前屈みの姿勢をとる場合は、首から上が前へ出ることが多い。大義名分や真理、ルールにこだわるため、当人が大義名分とみなせるだけの理由をみつけないと行動できない。上空から俯瞰するような視点で世界をとらえようとすることから、野口は上下型は最も野生味が少なく仙人のようだとも言っている。服装は地味なものを好むことが多い。 1種は余剰エネルギーの大脳昇華傾向が強い。常に言語によって世界をとらえようとする(あらゆる物事を自分の言葉で説明することによって納得しようとする欲求が非常に強い)。積極的に新しいことを考えるのが好き(ただし自分の関心がない事柄には比較的反応しない)だが、頭の中で答えが出てしまうと満足してしまってやる気を失う傾向がある。理屈が通らないことや大義名分がないと行動できない。エネルギーが余るとますます考えるようになり、行動しなくなる(1種に対して叱言を言う際には、自分で考えさせるように短く言うのが有効で、無理矢理押し付けようとすると相手の頭が悪いと思ってしまう)。首が長くしっかりしているが、疲れると首の後ろが痛くなる。肩幅は狭く胸板は薄めで、四肢の筋肉はあまりつかない。多くの男性は、程度の差こそあれ1種体癖の要素を持っているとみなす考え方があり、男性特有の感受性・思考特性として語られる特徴の多くは1種体癖の特徴であるとされる。音楽を聞くときは、旋律(メロディー)に注目しやすい。 2種は同じように考えることが得意だが、1種と異なって言葉よりもイメージ先行であり、自ら言葉にまとめようとすると割り切れなくなり、思考が行き詰まる。そして考えが行き詰まると胃の調子が悪くなるなどすぐに体に出る。また1種と異なって受け身であり、自分で決めて自分の責任で行動することが難しく、他人の責任なら動き易い。疲れると首の横の胸鎖乳突筋が痛くなる。もしくはこめかみ(前頭部)に緊張を覚える場合も多い。噂話や文章で書かれていることなどを受け入れやすく、一旦入ってしまうとなかなか修正できないところがある。他人が考えたことを正確に記憶するのが得意である。外から来るものを忙しく感じ易く、心配性の傾向があり、あれこれ考えて対応に追われることが多い。後頭部が絶壁で、顔の頬骨が目立つことが多い。甘いものが好きな傾向にある。家族への執着が一番強いタイプでもある。
※この「上下型(頭脳型)1種・2種」の解説は、「体癖」の解説の一部です。
「上下型(頭脳型)1種・2種」を含む「体癖」の記事については、「体癖」の概要を参照ください。
- 上下型1種・2種のページへのリンク