三国時代新羅とは? わかりやすく解説

三国時代・新羅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 23:08 UTC 版)

日朝関係史」の記事における「三国時代・新羅」の解説

倭国三国の中で百済との贈答が盛んとなり、百済から贈られとされる七支刀石上神宮現存する朝鮮半島からは工芸品技術者倭国からは兵や武器穀物繊維品贈られた。朝鮮半島から日本列島に来た渡来人には工人もおり、4世紀帯金甲冑4世紀後半馬具製作されるようになり、農具工具輸入された。 ヤマト王権による日本統一新羅朝鮮統一により、日本新羅遣新羅使新羅使管理貿易行なった。これが外交緊張使節滞るにともない新羅海商活動した安史の乱によって唐の政情不安定になると、陸上より海上貿易増加して日本新羅、唐、中国沿岸イスラーム商人などが航海をした。海域安全保障貢献したのは、新羅張保皐だった。張保皐海賊奴隷貿易取り締まり耽羅莞島拠点として日本新羅・唐で貿易を行う。新羅商人通じ中国入ってくる波斯国天竺などの産物日本もたらされた。律令法では購入朝廷官司貴族順番決められており、貴族新羅輸入品を買うには買新羅物解(ばいしらぎもののげ)という文書申請が必要であり、こうした記録正倉院文書として残っている。日本輸出品真綿、絹などで、新羅輸出品朝鮮人参佐波理呼ばれる合金製の食器顔料黄金香料などだった。最後遣唐使一員として留学をしていた僧の円仁は、張保皐新羅商人助けにより唐からの帰国果たした円仁旅行記入唐求法巡礼行記』には、治安悪化する長安での生活、唐人新羅人との交流新羅商人航海様子書かれている

※この「三国時代・新羅」の解説は、「日朝関係史」の解説の一部です。
「三国時代・新羅」を含む「日朝関係史」の記事については、「日朝関係史」の概要を参照ください。

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