ロトとその仲間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 18:01 UTC 版)
「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」の記事における「ロトとその仲間」の解説
アレル ロトの称号を得た勇者。アルスの祖先にあたる。戦士フルカス、武闘家フォン、賢者カダルと共にゾーマを倒す。3人の子を儲け、それぞれの血脈はカーメン王国とローラン王国、ラダトーム王国に受け継がれている。彼の足跡を追ったタオ導師曰く「勇者の中の勇者」である。 カダル 声 - 関俊彦(コミックCD版) かつて勇者ロトと共に大魔王ゾーマと戦った大賢者。元の職業は僧侶。当初はバギさえまともに扱えない落ちこぼれで、ルイーダの酒場でも嘲笑の的となった。しかしその直後の偽フルカス騒動で勇敢に戦い、苦手だったバギを成功させて騒動の収束に献身した功績からルイーダに登録を認められる。 『Returns』の主演エピソードによるとゾーマとの戦いの暫く後にスーの村の女性マナと結婚したが(アレル、フルカス、フォンも結婚式に出席した)、異魔神復活を企むゴルゴナを阻止する戦いがもとで先立たれている。なお、この戦いにおいてマナと共に放った魔法をヒントに、二つの呪文が同時に作用することの重要性を強く認識し、そこから着想を得て合体呪文を編み出した。 賢者になった時の契約により子供ができない体となったため、100年前にゾーマが残した予言に備えて仲間たちと交わした誓いを成就させるために時の砂の呪文によって若返りを繰り返すことで生き長らえ、自分を受け継ぐ者が現れるのを待っていた(なお、作品中においてカダルが賢者になった経緯は未だ語られていない)。本編登場時点で外見は20歳だが実際には120歳の老人である。 第3話で聖域を追われて放浪していたアルスたちと巡り合い、アルスとキラを預かって自身の住処「蜃気楼の塔」で修行を積ませ、「光の剣」と「隼の剣」を託す。その後、生涯最後にして最大の秘術を用いて自らの知識と力、そして肉体を流星に変えてノロップ(ポロン)を撃ち、賢王としての力を授けた。これにより肉体は消滅したが、その後も精神体としてポロンの真の覚醒時やアルス達の危機にたびたび登場する。 性格はかなり軽めでナハハ笑いが口癖であるが、第三の目が開くとひょうきんな面が消え、極めて真面目な一面を見せる。 同作者による漫画『ドラゴンクエスト エデンの戦士たち』にも少しだけ登場、キーファに「蜃気楼の塔」の説明をして立ち去った。 フルカス 声 - 幹本雄之(コミックCD版) ロトの仲間の一人で職業は戦士。初代剣王。仲間になる以前は王宮勤めの戦士で、彼の名を騙り潜入してくるモンスターがいるほど、ルイーダの酒場でも一目置かれる存在だった。ゾーマ打倒後、旅で手に入れた数々の武器、防具を持ち帰り、その中でも特に呪われたものに着目。過酷な修行の果てに呪いに打ち勝ち、その力を逆に利用する剣術、幻魔剣を編み出した。 しかし、彼を持ってしても扱いを持て余した魔剣「ネクロス」を封印という形で自身の隠れ村に残したことが、後の悲劇と禍根に繋がってしまった。このとき集めた武器や防具かどうかは不明だが、アレルやフルカスが扱えなかった物はルイーダの酒場に置いてある。 フォン 声 - 鈴木みえ(コミックCD版) ロトの仲間の紅一点で職業は武闘家。初代拳王。出身はカザーブの村。仲間になる以前から生き物の気の流れを読むのが得意で、偽フルカスの正体を一目で見抜いた。ゾーマ打倒後はカザーブ地域に隠れ村を作り、弟子を迎えて修行を施すようになる。修行の中で気を読むだけでなく操る域にまで高め、波動拳を編み出した。
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