レスポールスタンダードとは? わかりやすく解説

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レスポール・スタンダード (Les Paul Standard)(1958–1960、1976–現在)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:40 UTC 版)

ギブソン・レスポール」の記事における「レスポール・スタンダード (Les Paul Standard)(1958–1960、1976–現在)」の解説

詳細は「Burst 1958-1960 Gibson Les Paul Standard」を参照 1958年には、以前のゴールドトップモデルと区別するために、新しレスポールは「レスポールスタンダード」と呼ばれたPAFハムバッカーピックアップ、メイプルトップ、ストップテールピースまたはビグスビートレモロテールピースを備えたチューンオマティックブリッジなど、1957ゴールドトップのほとんどの仕様新しいモデル引き継がれた。金色塗装は、ギブソンフラットトップアーチトップアコースティックギターとフルアコ、セミアコで長く使用されているサンバースト仕上げのチェリーレッドバージョンに置き換えられ、メイプルトップが透けて見えるようになったため、無地の「プレーントップ」のメイプルか、ブックマッチした2枚の(カーリーまたはキルティングメイプル作られた。1958–60年仕様は、年ごとに、ギターごとに異なり典型的な1958年モデルは、ネック厚くフレット薄くフレットの高さが低かったが、1959年モデルは、フレット従来のものより幅広の「ジャンボ・フレット」が採用され1960年モデルは、ネック断面が薄い「スリム・テーパード・ネック」、広いフレット採用され典型的な1960ネック発展した。コントロール・ノブも1960年中期からメタルプレート付き仕様変更された。 1958–59モデル使用されチェリー色の染料は、紫外線さらされる急激に色あせたので、1960年初めに透過性少なくオレンジ味がやや多い色あせしにくい配合改良された。これは「トマトスープバースト」と呼ばれることもある。スタンダードモデル最初生産1958年から1961年初めまで続き、これらの初期モデルのうち約1700本のみが製造され、この3年間に製造されスタンダードモデル愛好家にはBurstバースト)と呼ばれその後1本数千万円の非常に高価貴重なギターになった1961年ギブソンがレスポールモデルをモデルチェンジしてダブルカッタウェイソリッドボディ採用(後のギブソンSG)したときに生産終了したが、需要多かったため、ギブソン1976年にレスポールスタンダードの生産再開した2008年生産モデルより、以下の部分仕様大きく変更された。ゴトーのクルーソン・コピーだったペグからグローバー製のロックペグ変更チューニング狂い減少ボディ裏のパネルクリアー化、内部構造見えようになったマホガニーボディバックソリッド構造軽量化ホールあり)から、一部がくり抜かれたチェンバード構造(セミホロウ構造)となり、従来モデルよりも軽量化(この加工2006年後半から2008年まで生産されスタンダードにも施されている)。 ネック新開発のロングテノン・ネックを採用しボディのフロントピックアップ中央付近まで差し込まれたディープ・ジョイントにより、サステインが向上。 ネックシェイプはネックの裏側の頂点を6弦側に少しずらしたアシンメトリカル(左右非対称ネック採用した。6弦側を厚く、1弦側を薄くすることで握りやすさと弦の押さえやすさが向上。 ピックアップ出力の高い「バーストバッカー・プロ」を搭載ブリッジテールピースナッシュビルTOMチューン・O・マチックから、トーンプロス社のロッキング・トーン・プロに変更、弦交換の際に外れて脱落するのを防止ストラップ・ピンダンロップ製のロックピンに変更ジャックはノイトリック・ジャックを採用シールド差し込むロックされ簡単に抜けるのを防止サウンドに関しては、従来スタンダード同時期に生産されトラディショナルより高域が強調されている。 2012年生産モデルより、以下の部分仕様変更された。コイルタップ機能従来モデルより向上され、よりシングルコイルピックアップに近いトーン出せようになったネック2008年モデルと同じアシンメトリカルネックが採用されたが、2008年モデルよりも薄くなった。 指板が、丸みのあるローポジションからハイポジションにかけて徐々に平らになっていく「コンパウンド・ラディアス」を採用ボディは、トラディショナル2008年モデルとは異なりモダン ウェイト・リリーフと呼ばれる加工施された。重さ音域共にトラディショナル2008年モデル中間となっている。 ピックアップのバーストバッカー・プロが改良され、コイルタップ機能使用可能となった。 アウトプット・ジャックがトラディショナルと同じメタルプレートになった上記バースト再現したモデルゴールドトップ同様、ヒストリック・コレクション・シリーズとして、カスタムショップ定番として生産しており、また若干廉価な価格としてはスタンダードモデル現代的にブラッシュアップされており、従来仕様に基づくモデル下記のトラディショナルモデルが役目引き継いでいる。

※この「レスポール・スタンダード (Les Paul Standard)(1958–1960、1976–現在)」の解説は、「ギブソン・レスポール」の解説の一部です。
「レスポール・スタンダード (Les Paul Standard)(1958–1960、1976–現在)」を含む「ギブソン・レスポール」の記事については、「ギブソン・レスポール」の概要を参照ください。

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