エリック・クラプトンによる再評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:40 UTC 版)
「ギブソン・レスポール」の記事における「エリック・クラプトンによる再評価」の解説
1964年、レスポールスタンダードへの関心が再び高まった。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズはビグスビートレモロテールピースを装備した1959レスポールスタンダードの使用を開始し、イギリスのシーンでレスポールを演奏する最初の「スターギタリスト」になり、ブリティッシュブルースブームのレスポールの使用に弾みを与えた。1965年、フレディキングとヒューバート・サムリンに影響を受けたエリック・クラプトンが、ブルースブレイカーズのアルバム『ブルースブレイカーズ・フィーチャリング・エリック・クラプトン(Blues Breakers with Eric Clapton)』に参加した曲で聴ける、レスポールとマーシャルアンプの組み合わせによるディストーション・サウンドは「極上のサウンド」と絶賛された。そして、その組み合わせはそれ以後のブルース・ロック、ハードロックサウンドに不可欠なものとなった。この時期、ピーター・グリーンやマイク・ブルームフィールド、ミック・テイラーなどが、相次いでレスポールを使い始めた。 ロック・ギタリスト達による再評価を受けて、レスポールの需要が再び高まると、ギブソンはポールと再契約の上、1968年にスタンダード(ゴールドトップ塗装、P-90ピックアップ搭載モデル)、カスタムの両モデルを再発した。しかし1969年以降、「デラックス」や「プロフェッショナル」「レコーディング」などの新しいシリーズを発売したものの、SGモデルが定着した以外は商業的には不成功に終わっている。
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