ラジアータ王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 07:19 UTC 版)
「ラジアータ ストーリーズ」の記事における「ラジアータ王国」の解説
世界(トゥトアス)の中心に位置する王国。各地と石橋で繋がれている。城下町は4つの城門がある城壁によって周囲を囲まれ、中央にはラジアータ城がある。立憲君主制をとっており、現国王はジオラス8世、通貨はダゴルである。 ラジアータ王国は身分制度が存在する。国王を始めとした王族の他、多くの貴族がおり、中でも北方「ティンバーレイク家」、南方「ワード家」、西方「ロートシルト家」、東方「ライアン家」の4大貴族が特に有名。ラジアータ城は上階にいくほど、高身分の住居となっている。 王国の政治は最終的な決定権は国王にあるものの、ほとんどは国家法のもと重臣達の論議によって執り行われている。また軍部には王国騎士団がある。騎士団には紫色山猫剣士団(ヴィオレシャソヴァージュ)、黒色山羊槍士団(ノワールシュベール)などがあり、総参謀長と将軍の指揮下でそれぞれ国に関する仕事を行っている。 民間機関として、「戦士ギルド」「僧侶ギルド」「魔術ギルド」「盗賊ギルド」の4つの「ギルド」が存在する。依頼に応じてそれぞれのギルドは騎士団に人員を派遣することもあり、王国は依頼を通じて1つのギルドが力を持ちすぎないように監視している。 戦士ギルド テアトル・ヴァンクール 騎士団を解雇されたジャックが入団した戦士ギルド。太陽と栄光の黄街にある。 戦士ギルドの大隊長エルウェンを始め、屈強な戦士たちが集う集団で、王国や民間から舞い込むさまざまな依頼をこなす。所属する団員たちは人々の細かな悩みを解決しながら日々戦いの腕を磨いている。隊の任務が無いときは、個人で任務を受けられるが、隊での任務が最優先である。 各種依頼にはランクが存在しており、時には強大なボスと戦うといった内容のものもある(魔物退治など。依頼のダゴルが高ければ高いほど魔物も強い)。 戦士ギルドに所属している戦士たちは、隊での任務や、個人で請け負った数々の依頼を達成して報酬を貰って暮らしている。 僧侶ギルド 神聖オラシオン教団 物語の序盤で登場するクライヴが所属しているギルドでもあり、星と信仰の白街にある。 神聖オラシオン教団は神を信じる敬虔な信徒たちの集まりであり、所属する僧侶たちは祈りによってさまざまな奇跡――具体的にはHPの回復や状態異常の治療など――を起こす力を持つ。その力から、民間の医療機関としての顔も持っていてけが、病気の治療や薬品開発も行う。また、体を極限まで鍛えるモンクの修行の場としても有名。長い冒険には欠かせない存在でもある。 現在、教団内部でフェルナンド派とアナスタシア派が対立している。 魔術師ギルド ヴァレス魔術学院 魔術と呼ばれる技術を駆使する技術者集団のつどうギルド。水と英知の青街にある。 所属している魔術師たちは「魔砲」という兵器の開発に力を注いでおり、戦闘においても魔砲を用いて戦う。そしてまた、強力な魔砲開発の副産物として生まれたさまざまな技術によって人々の生活を豊かにしている。しかしながら研究所から溢れる音と煙に周辺住民はいつもびくびくしている。魔砲の力はもちろん、彼らの持つ深い知識はジャックの旅において様々な力になってくれるだろう。 また、魔砲とは全く原理の違う「ルーン魔法」というものも存在するようである。 盗賊ギルド ヴォイド・コミュニティー 闇に生きる者たちがたむろするギルドで、夜と欲望の黒街の奥に広がる奈落獣(ガイスト)、と呼ばれるスラム街に本部が設置されている。 騎士団を解雇されたガンツはテアトル採用試験に落ちた後、ある事がきっかけとなり、ヴォイドの構成員であるリンカに拾われ、ここに所属することとなった。 所属する者たちは情報収集を主な仕事としているが、裏では暗殺や誘拐といった仕事も請け負っており、ラジアータ王国からも危険視されている。盗賊ギルドの長は滅多に公の場に現れず、そのことが不審さに拍車をかける要因でもある。裏の世界で生きている彼らの信用を得るのは一筋縄ではいかないが、個性的な彼らとの関わりにおいて、ラジアータ王国の側面を見ることができる。
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