4つの城
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:06 UTC 版)
「ネッカーシュタイナハ」の記事における「4つの城」の解説
ネッカーシュタイナハの最も重要な見所は、市中心部の西側にある山稜およびネッカー渓谷の斜面に建つ4つの城、フォアデアブルク、ミッテルブルク、ヒンターブルク、シャーデック(「ツバメの巣」とも呼ばれる)である。これらの城は1100年から1230年の間に、一部はヴォルムスおよびシュパイアー司教領のレーエンとして、一部は自由所領としてこの地を治めたシュタイナハ家(Landschad von Steinach)によって建設された。中世後期には、様々な下級貴族が城主となった。16世紀に、すべての城がLandschadの所有に戻された。1653年にこの家系が断絶し、メッテルニヒの家の家系の所領となったが、この家も1753年に断絶したためヴォルムスおよびシュパイアー司教の手に渡り、1803年の陪臣化・世俗化によりヘッセン領となった。ヘッセンはフォアデアブルクを私邸に売却し、ミッテルブルクとヒンターブルク城趾を自由所領の相続人であるドルト家に下賜した。ドルト家は後にフォアデアブルクも獲得し、ヒンターブルク城趾を返納した。ミッテルブルクは16世紀半ばにルネサンス様式の城館に改築され、さらに19世紀にゴシック様式に改装された。現在はヴァルスベルク=ドルト家が住んでおり、フォアデアブルクはヴァルスベルク家の森林管理事務所となっている。ヒンターブルク城趾とシャーデック城趾は自由に近づくことができ、訪れることができる。特にシャーデックからは蛇行するネッカー川と対岸のディスルベルク城塞の眺望が楽しめる。 ヒンターブルク ミッテルブルク
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