ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯とは? わかりやすく解説

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ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 14:18 UTC 版)

ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯、およびその幸運と不運[注釈 1]』(スペイン語:La vida de Lazarillo de Tormes y de sus fortunas y adversidades)は、16世紀スペイン出版された作者不明の中編小説


注釈

  1. ^ 邦題については、岩波文庫版の会田由訳(スペイン文学者)に従った。作品では単に『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』が題名で、副題の『およびその幸運と不運』が省かれている。また『トルメス川のラサリーリョ物語』と言った訳も存在する。
  2. ^ ピカレスク小説を日本語では悪者小説などと表記し、本項目では、下層階級出身で社会寄生敵存在を主人公とし、一人称の自伝体で語られる文学傾向をピカレスク小説と書いたが、社会批判が見られる作品もピカレスク小説と呼び、この限りではない。詳細はピカレスク小説を参照されたい。
  3. ^ ラサリーリョ(Lazarillo)はLázaroという名前に縮小辞-illoのついた形で、ラサロの愛称形。
  4. ^ 会田由訳『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』(岩波文庫1941年版)によると「一司祭」との記述があるためそちらも付記した。
  5. ^ 『ピカロ、グスマン・デ・アルファラーチェの生涯』や『悪者グマン・デ・アルファラーチェの生涯』などの表記揺れが見られる。
  6. ^ スペイン文学者の竹村文彦は『ぺてん師 ドン・パブロスの生涯』と訳している。

出典

  1. ^ a b c d グランド現代百科事典 1983, p. 323.
  2. ^ a b c d 新潮 世界文学小辞典 1971, p. 991.
  3. ^ a b 万有百科大事典 1 文学 1973, p. 323.
  4. ^ a b c 大日本百科事典 1967, p. 147.
  5. ^ a b c d e f g h 世界大百科事典 1972, p. 277.
  6. ^ 大日本百科事典 1967.
  7. ^ ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯とは - コトバンク、2014年6月2日閲覧。
  8. ^ 世界文化大百科事典 1971, p. 528.
  9. ^ 会田由(訳) 1990, p. 120.
  10. ^ 日本語訳は『スペイン中世・黄金世紀文学選集2 よき愛の書』(牛島信明・富田育子訳、国書刊行会、1995年)
  11. ^ 万有百科大事典 1 文学 1973, p. 328.


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