ムッソリーニ解任とは? わかりやすく解説

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ムッソリーニ解任

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 15:31 UTC 版)

ディーノ・グランディ」の記事における「ムッソリーニ解任」の解説

1939年駐英大使退任後は法相転じ、ついでファシズム政権下の下院議長に相当する工業および農業ファシスト組合総連合(イタリア語版会長務めた1943年7月24日ファシズム大評議会敗北責任問いムッソリーニ首相解任動議提出し可決された。解任賛成した他の有力者たちと異なりグランディイタリア社会共和国による逮捕逃れた

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ムッソリーニ解任

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 17:52 UTC 版)

イタリアの降伏」の記事における「ムッソリーニ解任」の解説

グランディ決議」も参照 ヒトラーとの会談終えた直後ムッソリーニファシズム体制指導者激励するため、久しく開会されていなかったファシズム大評議会(Gran Consiglio del Fascismo)を7月24日開催するよう指示した。アンブロージョ参謀総長国王決断迫り参謀総長国王次の定例謁見日(7月22日)までに決断し、その次の謁見日(7月26日)の後にムッソリーニ逮捕する告げた。しかしこの頃アルトゥーロ・リッカルディ英語版海軍大将ら親独派グループ動き活発化したと報告受けて国王考慮決断移しムッソリーニ国王拝謁した後、カラビニエリ(憲兵)により逮捕する計画固めたこの頃、反ムッソリーニ派である「秘密のフロンド」(frondeur、投石器の意味)には、ファシスト党幹部であるジュゼッペ・ボッタイ文化大臣ファシスト党ナンバー2であり、ムッソリーニ義理の息子ガレアッツォ・チャーノ外相まで参加していた。グランディやカルロ・スコルツァ(英語版党書記長ロベルト・ファリナッチらは政治直接的な支配権を王に戻すと言う提案重大事項」(Ordine del giorno)を策定し賛同者募った。この情報ムッソリーニの耳にも届いたが、彼は真に受けず、何の対抗手段も執らなかった。 1943年7月24日午後5時、ファシズム大評議会複数の「重大事項」が提出された。会議夜半過ぎて続き7月25日午前2時に統帥権独裁国王返還するグランディ提案多数決採択された。7月25日ムッソリーニ国王に緊急の拝謁求めた。その面談国王ムッソリーニ解任告げた王宮から出たムッソリーニ逮捕されポンツァ島監禁された。 後任首相にバドリオ任命されたが、これはグランディ約束された内容反するものであったグランディは他の偉大な人間性優秀な能力をもつ人物、エンリコ・カヴィーリャ(英語版元帥ムッソリーニのあとを継ぐべきであると述べていた。その後クーデター派ムッソリーニが「辞任」し、ロマーニャ自宅向かったという噂を流しムッソリーニ派が政権奪還に動くのを封じた。噂を聞いた市民ファシスト党員や憲兵攻撃する事例現れた。 午後9時30分頃にはドイツでもムッソリーニの「辞職」が察知されるようになり、ヒトラーバドリオ政権を敵と断定しエルヴィン・ロンメル元帥ギリシャから呼び戻した午後10時45分ムッソリーニ辞職バドリオ首相任命伝え国王声明と、バドリオ全権委任受けたという声明全国放送された。イタリア全土ローマ各地の街には市民歓声があふれ、ファシスト党党員証や黒い制服が川や路地投げ捨てられた。

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