ブラー・ブラー・ブラー以降
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「イギー・ポップ」の記事における「ブラー・ブラー・ブラー以降」の解説
その後も、ヘヴィメタル、グランジといったハードロックの新たなムーヴメントが起こるたびに評価が高まるというキャリアを送る中、元セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズ(『ブラー・ブラー・ブラー』『インスティンクト』『アメリカン・シーザー』)、ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュとダフ・マッケイガン(『ブリック・バイ・ブリック』)、ライ・クーダーやジャクソン・ブラウンとのセッションで知られるデヴィッド・リンドレー(『ブリック・バイ・ブリック』)、ボブ・ディラン、ローリング・ストーンズ、ボニー・レイットを手がけたプロデューサーのドン・ワズ(『ブリック・バイ・ブリック』『アベニューB』)など充実したメンバーたちと活動する。 1996年、大ヒットした映画『トレインスポッティング』の挿入歌に『ラスト・フォー・ライフ』が使用された事で世界的に再評価される。1999年にはそれまで住んでいたニューヨークを去り、マイアミに移住。その時に知り合った女性Nina Aluとは2008年に正式に再婚する。 2003年に、ベーシストに元ミニットメンのマイク・ワットを迎え、29年ぶりに「ストゥージズ」を再結成し、後には旧メンバーらも合流。再びパワフルなサウンド・ステージを展開した。並行して、ソロでも精力的に活動する。 2010年、ストゥージズ名義で『ロックの殿堂』入りを果たす。しかし2016年頃に、バンドは再び活動停止。 2012年、ケシャのアルバム『Warrior』の収録曲「ダーティー・ラヴ(Dirty Love)」に参加。 ジンジャー・ベイカーとのコラボで、ブラック・キーズのトリビュートアルバム『Black On Blues - A tribute to the Black Keys』で「Lonely Boy」をカバー。 同年、ミシガンのロックンロール伝説の殿堂(Michigan Rock and Roll Legends Hall of Fame)入りを果たした。 2014年3月、NYのカーネギー・ホールで開催された<Tibet House US Benifit Concert 2014>に出演した際、ニュー・オーダーとジョイ・ディヴィジョンの曲、「Californian Grass」「Transmission」「Love Will Tear Us Apart」をパフォーマンスした。10月にBBCが主催するジョン・ピール講座で、「資本主義社会における無償の音楽」という題で講演を行った。 布袋寅泰のアルバム『New Beginnings』(2014)、『STRANGERS』(2015)にヴォーカルと作詞で参加。(「How The Cookie Crumbles」 「Walking Through The Night」 ) 2015年、アレックス・コックス監督の映画『Bill the Galactic Superhero』にテーマ曲「Bill the Galactic Superhero」を提供。 英BBCラジオ・ドキュメンタリー『Burroughs at 100』で、ウィリアム・バロウズのドキュメンタリーのナレーションを務める。 英BBCラジオ6ミュージックで、自身が選曲、パーソナリティを務める2時間のラジオ番組『イギー・コンフィデンシャル(Iggy Confidential)』が毎週金曜日、英時間19:00よりスタート。パンクからブルースやジャズ、新旧様々なアーティストをフィーチャーしている。 ニュー・オーダーのアルバム『Music Complete』の「Stray Dog」に参加。 2016年、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・ホーミと組んだ『ポスト・ポップ・ディプレッション』が歴代自身のアルバム史上最大セールスを記録し、英ラフ・トレードの2016年の年間アルバムTOP100の第一位に輝いた他、グラミー賞の2017年最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞にノミネートされる等、各方面で大絶賛を得る。10月、ライブ作品『Post Pop Depression Live at The Royal Albert Hall』をリリース。 また、5月にジム・ジャームッシュ監督、ストゥージズのドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー(Gimme Danger)』が、第69回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、会見にも出席した。 2017年、フランスにて これまでの業績を評され、芸術文化勲章の最高位『コマンドゥール』を受章。映画『グッド・タイム』では、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの「The Pure and the Damned」のヴォーカルを担当。米ガレージ・ロックバンド、デス・ヴァレイ・ガールズ(Death Valley Girls)のミュージックビデオ「Disaster (Is What We're After)」出演。 2018年7月、アンダーワールドとのコラボレーションEP『Teatime Dub Encounters』をリリース。(両者はダニー・ボイルの1996年の映画『トレインスポッティング』に曲を提供したことで知られている。) ウィリアム・シャートナーのクリスマス・アルバム『Shatner Claus - The Christmas Album』にも参加する。音楽以外の活動としては映画『バンクシーを盗んだ男』のナレーションを担当。 2019年、フェミーナ『Resist』、パン・アムステルダムの『Mobile』に参加。一方で米ケーブルテレビのEpixで放映された音楽ドキュメンタリー『PUNK』のエグゼクティブ・プロデューサーを務める。また、ナレーションを務めた前衛映画『イン・プレイズ・オブ・ナッシング(原題:In Praise of Nothing)』がストリーミング配信される。6月にはジム・ジャームッシュの映画『デッド・ドント・ダイ』に俳優として出演。アラ・ニの『アッカ(ACCA)』にポエトリー・リーディングで参加。 9月6日に約3年半ぶり、通算18枚目のソロアルバム『フリー』をリリース。キャリア集大成の書籍『'Til Wrong Feels Right: Lyrics and More』を刊行。 2020年1月、第62回グラミー賞 特別功労賞生涯業績賞を受賞。 米ガレージ・パンク・バンドのケイジ・ジ・エレファント(Cage The Elephant)の「Broken Boy」に参加。 2月、NYのカーネギー・ホールで開催された<Tibet House Benefit Concert 2020>に、フィリップ・グラス、パティ・スミス、ローリー・アンダーソンらと出演。
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