ビュッフェ・サービス(バイキング方式)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 14:13 UTC 版)
「食べ放題」の記事における「ビュッフェ・サービス(バイキング方式)」の解説
ビュッフェ・サービスとは、テーブルセッティングなどはサービス・スタッフが行うが、料理は客が自分の好きなものをビュッフェボードで自由に取り分けて客席に戻るサービス方法をいう。 ただし「ビュッフェ」という語そのものはもともと立食形式での会食やパーティを意味する語で、これは外交儀礼などでも使用される形式であり、飲食店の食べ放題に限定されるものではない(ビュッフェを参照)。 英語英語では「All You Can Eat」(直訳:あなたが食べられる全て)、あるいは、フランス語同様に「buffet」と呼ばれる。 北欧諸語欧州の一部や北欧などでは「スモーガスボード(smorgasbord)」と呼ばれる種類の食べ放題がある。語源はスウェーデン語で「オープンサンドイッチ」を意味するスモーガス(smorgas)と、「テーブル」を意味するボード(bord)の合成語である。 日本語日本語では「バイキング」と称されることがある。日本初の食べ放題レストランの店名が「バイキング」であったことに由来する。 1957年(昭和32年)、翌年に落成する新館の目玉となるレストランを模索していた帝国ホテル社長の犬丸徹三は、旅先のデンマークコペンハーゲンで北欧式ビュッフェ「スモーガスボード」に出会った。「好きなものを好きなだけ食べる」というスタイルに注目した犬丸は、当時パリのリッツ・ホテルで研修中で後に帝国ホテルコック長となる村上信夫に料理内容の研究を指示した。一方「スモーガスボード」が非常に言いにくく馴染みのない言葉であったため、新しいレストランの名称を社内公募した。その結果「北欧と言えばバイキング」という発想と、当時帝国ホテル脇の日比谷映画劇場で上映されていた『バイキング』(1958年)という映画の中の豪快な食事シーンが印象的だったことから、新店名を『バイキング』に決定し、1958年(昭和33年)8月1日、新しく開館した帝国ホテル第二新館に『インペリアルバイキング』をオープンした。このレストランは好評を博し、ランチ1,200円、ディナー1,600円だったにも関わらず連日行列ができるほどであった(当時の大卒の初任給が12,800円。)。これを模倣した後発店が定額食べ放題のシステムを「バイキングスタイル」と表現したため、バイキングはビュッフェレストランの代名詞となった。 なお、バイキング方式はカフェテリア方式などと同じく選択式の供食形態であるが、カフェテリア方式は主食、主菜、副菜、汁物、デザートなどの区分に応じて定量に小分けした多種類の料理から利用者が自主的に組み合わせる方式であるのに対し、バイキング方式は多種類の料理から利用者が種類も量も自由に選択できる方式をいう。 「食べ放題」の意味で用いられる外来語原語表記原語発音日本語発音英: viking 英語発音: [ˈvaɪkɪŋ] ヴァイキン(グ) バイキング 仏: buffet フランス語発音: [byfɛ] ビュッフェ ビュッフェビュフェ 英: buffet イギリス英語発音1:[ˈbʊfeɪ] ブッフェイイギリス英語発音2:[ˈbʌfeɪ] バッフェイアメリカ英語発音:[bəˈfeɪ] バフェイ ブッフェバッフェバフェ
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ビュッフェ・サービス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/30 17:14 UTC 版)
ビュッフェ・サービスとは、テーブルセッティングなどはサービス・スタッフが行うが、料理は客が自分の好きなものをビュッフェボードで自由に取り分けて客席に戻るサービス方法。アメリカやヨーロッパのホテルでは高級化されたビュッフェ・レストランが増加しているといわれ、日本のホテルではレストランでの朝食サービスなどに採用されている。 飲食店など商業目的で導入されるビュッフェ・サービス(バイキング形式)については「食べ放題」も参照。
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