な‐く
ナク【NaK】
な・く【泣く/鳴く/×啼く】
読み方:なく
[動カ五(四)]
1 (泣く)
㋐悲しみ・苦しみ・喜びや痛さなどをおさえることができず、声をあげたり、涙を出したりする。「うれし泣きに—・く」「大声をあげて—・く」「話に感動して—・く」
㋑身にしみて、つらい思いをする。苦労を経験する。「悲運に—・く」「悪天候に—・く」
㋒無理や損を知りつつ承知する。権利をあきらめたり、しかたなく身をひいたりする。「ここは一つ君に—・いてもらおう」
㋓実際の内容と隔たりが大きく、それと名乗るのがはばかられる思いがする。「看板が—・く」「名門校の名が—・く」
2 (鳴く・啼く)鳥・虫・獣などが声を出す。「虫が—・く」「蛙がやかましく—・く」「雉(きじ)も—・かずば撃たれまい」
3 (鳴く)物がきしんで音を立てる。「急カーブでタイヤが—・く」「砂が—・く浜」
4 (鳴く)マージャンで、他の人の捨てた牌(パイ)を碰(ポン)、槓(カン)する。または、左隣の人の捨てた牌を吃(チー)する。
[可能] なける
ナク
ナク
ナク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/23 09:30 UTC 版)
ナク(モンゴル語: Naqu、中国語: 脳忽、生没年不詳)は、チンギス・カンの孫のグユクの息子で、モンゴル帝国の皇族。『元史』などの漢文史料では脳忽/納忽、『集史』などのペルシア語史料ではناقوNāqūと記される。
概要
ナクはモンゴル帝国の第3代カアンのグユク・カンとオグルガイミシュとの間に生まれた。同母兄にはホージャ・オグル太子、異母弟にはホクがいる。
ナクの祖父のオゴデイ・カアンが亡くなった時、有力なカアン候補にはオゴデイの庶長子のグユクとトルイ家のモンケがいたが、皇后ドレゲネの強い後押しによってグユクの即位が実現したという経緯があった。グユクが即位後数年で亡くなった後、やはり有力なカアン候補としてモンケが浮上したが、ナクとホージャ・オグルの兄弟はオゴデイが生前に後継者に指名していたシレムンを擁立することでこれに対抗しようとした。
しかしジョチ・ウルス当主バトゥという強力な後ろ盾を有するモンケが大多数の支持を集め、モンケが第4代カアンとして即位することになった。モンケの対立候補であったシレムン及びホージャ・オグルとナク太子の兄弟はこの結果に不満を抱き、クーデターを計画したものの、事前に露見して捕らえられてしまった。モンケはモンゴルの慣習として皇族の命を取ることはなかったが、主犯格であるナク、ホージャ・オグルらは軍営にて禁錮されることとなった[1]。
これ以後ナクらが史料に現れることはなくなり、グユク家の財産はナクの弟で未だ幼く陰謀に関わっていなかったホクが継承することとなった。
ナク王家
『元史』にはナクの子孫について記述がないが、『集史』にはチャバト(Čabat,چباتChabāt)という息子がいたと記されている。チャバトはカイドゥ(オゴデイ家)・バラク(チャガタイ家)・ベルケ(ジョチ家)の三者による「タラス会談」を経てバラクがフラグ・ウルスの領土を奪うためにアム河を渡った際、一千騎を率いてバラク軍に参加していた。しかし行軍中にチャバトはバラクと諍いを起こし、途中で軍を離れて引き返すこととなった。ブハラにまで至ったところでバラクの息子のベク・テムルがチャバトを始末せんと追いつき、チャバトは僅か9騎とともにカイドゥの勢力圏にまで逃れた。バラクはフラグ・ウルス当主アバカとの戦い(カラ・スゥ平原の戦い)で完敗し間もなく亡くなったものの、チャバトもまたそれまでの心労がたたってすぐに亡くなった[2]。
グユク王家
- グユク・カン(Güyük Qan,貴由/ گيوك خانGuyūk khān)
脚注
参考文献
- 杉山正明『モンゴル帝国と大元ウルス』京都大学学術出版会、2004年
- 松田孝一「オゴデイ諸子ウルスの系譜と継承」 『ペルシア語古写本史料精査によるモンゴル帝国の諸王家に関する総合的研究』、1996年
- 村岡倫「オゴデイ=ウルスの分立」『東洋史苑』39号、1992年
- 『新元史』巻112列伝9
「ナク」の例文・使い方・用例・文例
- フナクイムシ
- フナクイムシ科の標準属
- 典型的なフナクイムシ
- 巨大なフナクイムシ
- 北米太平洋の巨大なフナクイムシ
- ヨナクニサン
- 高血圧を治療するのに使用される利尿薬(商標名ナクア)
- 導師ナーナクによって16世紀に北インドで創立され、ヒンズー教とイスラム教の要素を結合している一神教信者の宗教の教義
- ソクラテス以前のギリシアの哲学者で全てのものは異なる密度の空気で作られていると信じたアナクシマンドロスの仲間(紀元前6世紀)
- 熱帯アメリカのラン種の属で、しばしばキバナクマガイソウ、パフィオペディラム、およびセレニペディウムが含まれる:アツモリソウ
- コナクリというギニア共和国の首都
- キナクリンマスタードという,胎児の性別を判定する薬剤
- ナクという合金
- ナクシャトラという,古代インドで暦に用いられた星
- バイナクルという,トランプのゲーム
- カナキー国という,ニューカレドニアのカナク人が建設をめざしている国
- カナク社会主義民族解放戦線という,ニューカレドニアの政治組織
- 7月1日,ウォルマートNWアーカンソー選手権 by P&G の最終ラウンドが米国アーカンソー州のピナクルカントリークラブで行われた。
ナ・クと同じ種類の言葉
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