ドクタケ忍者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 22:15 UTC 版)
六人衆以外のドクタケ忍者。だが多くの場合、六人衆と他の者が区別なく、ごちゃ混ぜになって登場する。多くのメンバーは、第23巻と第28巻のキャラクター紹介のページで名前が明かされ、定着した。霖鬼と雹鬼は本編では名前が出ていない。 アニメ版初期は、風鬼・雨鬼・雲鬼・雪鬼以外のキャラがアニメオリジナルのモブキャラクターに差し替えるなど大幅な変更が行われており、霖鬼・暈鬼・虹鬼・霙鬼・雹鬼は登場しない。ただし第19期のみ霖鬼・暈鬼・虹鬼が少しだけ登場する(台詞はない)。 霰鬼(さんき) 声 - 千葉一伸(第13期、第15期、第16期、第18期、第19期、第21期、第24期、第26期) ドクタケ忍者隊隊員。第11巻初登場。ドクタケ忍者隊部隊長・大黄奈栗野木下穴太の部下。 丸い鼻と、そこからのびる鼻毛のような髭が特徴。原作初期やアニメ版では髷を結っている。穴太の直属の部下で、振り回されており、穴太に対しトゲのある言い方をすることも。しかし最近は、穴太の部下としての出番はなく、風鬼らと行動を共にしている。山田利吉が霰鬼に変装することも多い。 アニメ版では、第26期「ドクタケ水軍の実力の段」などで活躍。 曇鬼(どんき) 声 - 山崎たくみ(第13期、第16期、第18期、第24期、第27期)、桜井敏治(第9期、第22期)、隈本吉成(第10期、第11期) ドクタケ忍者隊隊員。20巻初登場。23巻で名前判明。 下ぶくれの顔とタラコ唇が特徴。頬はつやがあり光っている。太っており、本人もそれを気にしている(他のドクタケ忍者にダイエットしろ、と言われブチぎれていた)。忍者食を食べ、風鬼とともにお腹を壊してしまったことも。調子のいい性格で、雨鬼と共に仲間を裏切ってしまったことがある(しかし曇鬼らが移った城の正体は、ドクタケの出城であった)。サバイバル訓練では橋の下に隠れるも橋が崩落し負傷。救助に駆け付けた乱太郎を吹き飛ばしてしまい、乱太郎を(忍術学園の行事の)第1位にさせてしまった。ドクたまが臨海学校に行った際は、山ぶ鬼に変装して潜り込んだ。第32巻で私服姿を披露。 アニメ版では、第27期「もう一人の母ちゃんの段」という主役回があり、乱太郎の母に変装した。 暁鬼(ぎょうき) 声 - 布目貞雄(第10期、第11期、第16期、第17期、第19期、第24期、第26期、第27期) ドクタケ忍者隊隊員。第20巻で初登場していたが名前は第26巻まで判明しておらず、第26巻で名乗った際も乱太郎ときり丸に「ドクタケ忍者、ぎょーき!…って誰?」と言われ「出てるよ、何度も!」と泣きながら反論した。 特徴的な前髪と、パペットのような口を持つ。不注意かつドクタケ忍者の中でも特に間が抜けており、しんべヱに狛犬を投げつけられ気絶する、曇鬼らと共に出城に潜入しあからさまな罠に引っかかるなど、酷い目にあうことが多い。 アニメ版では、第17期「五車の名人の段」、第26期「ドクタケ水軍の実力の段」などで活躍。 彗鬼(すいき) 声 - 掛川裕彦(第10期)→山崎たくみ(第15期、第18期)→川村拓央(第20期)→飯田利信(第22期) ドクタケ忍者隊隊員。第20巻扉絵初登場。本編では第27巻初登場。第28巻で名前判明。 三角眉毛が特徴。水蒸鬼という娘がおり、彼女を背負って行動することも。水蒸鬼のおしめを替えてもらったという理由で忍たまたちの味方をするなど、良識的で義理堅い面もある。第32巻で私服姿を披露。 アニメ版では、第20期「水蒸鬼の子守りの段」という主役回がある。 霞鬼(かき) 声 - 真殿光昭(第13期、第16期、第17期、第18期、第20期) ドクタケ忍者隊隊員。第20巻初登場。第23巻で名前判明。 特徴はタラコ唇。いかにもドクタケらしい間抜けな性格。第40巻でドクたまが兵庫水軍へ臨海学校に出かけた際は、いぶ鬼に変装してもぐり込むが、一年は組の忍たまたちに一目で見破られてしまう。 露鬼(ろき) 声 - 真殿光昭(第16期、第24期)、山崎たくみ(第18期) ドクタケ忍者隊隊員。第20巻初登場。第23巻で名前判明。 丸顔と繋がり眉毛が特徴。存在は地味。第40巻ではドクたまのしぶ鬼に変装。 霜鬼(そうき) 声 - 鈴木清信(第10期、第22期、第24期) ドクタケ忍者隊隊員。第6巻初登場。 ゲジゲジ眉毛と太い髭が特徴。髷を結っているが、63巻では他のメンバー同様、髷のない姿に統一されている。怪力の持ち主で、八方斎曰く「ドクタケ最強の忍者」だが、サバイバル訓練で木に激突し気絶してしまうなど、強さが活かされることは少ない。第49巻では忍術学園の大運動会に参加したが、怪力を持て余した。「ドクタケ山岳部」では先頭に立って登山している。他に風鬼・雲鬼・雪鬼・曇鬼・暁鬼・彗鬼・虹鬼・霙鬼らが所属している模様。 霧鬼(むき) 声 - 飯田利信(第19期) ドクタケ忍者隊隊員。第23巻初登場。 歯が一本抜けている。子供がおり、穏やかな性格。変装が得意。初登場時は炭焼きの男に化け大安宅船の設計図を狙う。この時変装でサングラスも外していたため、忍たまたちは彼がドクタケ忍者だと気付けなかった。その後設計図を狙う下心はあったものの、ヤケアトツムタケ忍者に追われているきり丸を助ける。ドクタケ忍者の中でサングラスを取ったことがあるのは、驚いた時や気絶している時を除けば霧鬼だけであり、私服姿のときは常にサングラスを取っている。 月鬼(げっき) 声 - 高木渉(第1期)、山本淳一(映画版第1作) ドクタケ忍者隊隊員。第6巻初登場。 第6巻で八方斎が初登場した際、引き連れていた忍者。名刀「兼光」でペーパーナイフを持つ乱太郎と戦う。キレやすく大人げない面も。初登場時は活躍したがその後は出番がなく、確認できるのは、第23巻のキャラクター紹介と、第46巻の「資料映像ドクタケ忍者隊」という1コマのみである。 霖鬼(りんき) ドクタケ忍者隊隊員。第6巻初登場。第28巻で名前判明。 ラバーカップを愛用。カールした髭と、困った表情が特徴で、よく両手を頬にあてオロオロしている。気が小さく、「ハンコください」と言われるとついつい押してしまう。 暈鬼(うんき) ドクタケ忍者隊隊員。第6巻初登場。第28巻で名前判明。 パイプクリーナー「シリダス」を愛用。機転の利く性格で、6巻で排水溝に詰まったしんべヱを救出する。霖鬼と行動を共にしていることが多い。同じドクタケ忍者の雲鬼と読みが同じ。 虹鬼(こうき) ドクタケ忍者隊隊員。第6巻初登場。第28巻で名前判明。 薄めの繋がり眉毛が特徴。忍たまたちに間違えた大砲の扱い方を教えられ暴発させてしまう、サバイバル訓練で偽のサバイバルマニュアルを持ってきてしまうなどお人好しで騙されやすい。同じドクタケ忍者の光鬼と読みが同じ。 霙鬼(えいき) ドクタケ忍者隊隊員。第6巻初登場。第28巻で名前判明。 天然ボケで、悪役らしからぬうっかり者。6巻で月鬼・虹鬼と共に八方斎の手下として登場。その後大砲が爆発したが、何故か吹っ飛ばされたのは月鬼と虹鬼のみで、霙鬼は無傷だった。 雹鬼(ひょうき) ドクタケ忍者隊隊員。第20巻初登場。第23巻で名前判明。 特徴は前髪。ドクタケ忍者の中では常識的な性格で、八方斎にツッコミをいれたりしているが、おだて上げるのも得意。普段は普通の顔だが、叫ぶと口がかなり大きい(63巻などでは常に大口を開けている)。第20巻以外はセリフがない。 ドクタケ忍者隊の名前の天候部分は音読みだが、雹鬼の「ひょう」のみ訓読みである。 霰鬼(さんき) ドクタケ忍者隊隊員。第14巻に登場。 横槍入十郎の直属の部下。ガイコツのような不気味な顔をしており、登場するたび周囲に驚かれる(呼び出した本人である横槍も驚いている)。シュールなボケをする謎のキャラ。穴太の部下である霰鬼と同じ名前だが、詳細不明。キャラ紹介のページにも載っていない。 横谷庄八郎(よこやしょうはちろう) ドクタケ忍者隊隊員。第33巻に登場。 名前:横谷重氏。ドクタケ城水軍創設準備室で働いている。棒線のように繋がった眉毛、髭が特徴。 原作初期には、他にも多数のモブのドクタケ忍者がいたが、第24巻以降はメンバーが洗練されており、名無しキャラで登場するのは、第33巻のこの1人のみとなっている。
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