ダイナマイト刑事2 カリブの海賊編
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「ダイナマイト刑事」の記事における「ダイナマイト刑事2 カリブの海賊編」の解説
第2作。MODEL2基板で制作され、1998年にリリースされた。日本国外ではDynamite Copというタイトルで発売されている。本作が、セガがMODEL2基板で最後に発売したゲームとなった。 豪華客船「BERMUDA」がウルフ・ホンゴウ率いる海賊たちに占拠され、ブルーノと米海軍特殊部隊SEALs隊員が人質救出とテロリスト殲滅に向かうストーリー。グラフィックの強化、パラシュート、ボート、潜水からなる3つの潜入方法の選択(選択によってステージのルートが変わる)、パワーアップによるド派手な技、攻撃と移動が4方向(前作の攻撃は左右2方向のみ)から8方向に増えたなど、様々な進化を遂げている。特に走る速度が大幅に上がったため難易度低下に繋がっている。 ザコ敵が口ひげを蓄えている率が非常に高いことや、オオカミや亀、カニといったコスプレをしているようなビジュアルのザコ敵がいること、やたらと太った姿のボスキャラクターが多いこと、他にも「サウナで半裸の男に襲われる」「男子トイレで沢山の男に取り囲まれる」といったシチュエーションが続出するなど、お笑い要素も非常に多い。 武器にはブラストシティ筐体や寿司、便器など様々なものが新しく登場した。素手での攻撃は敵を持ち上げるなど新しい要素も追加されているが、前作より技の数は少なくなっている。アクションシーンではフィールド内に腰の高さほどの段差が追加された。段差がある場合は上に登れる。敵を段差の上に放り投げて一方的に攻撃するなど、戦いを有利に進める使い方もできる。赤いP(power-up)の文字のアイテムを5個取得すると一定時間パワーアップ状態になれる。Pアイテムは敵を倒すと出現する。フィールド内に置いてあるものもある。さらに緑色のS(special power-up)の文字のアイテムは一つ取得するだけでパワーアップ状態になれる。前作ではただの演出だったが、今作からはダメージを受けていくとキャラクターの衣服が破れていくようになった。 稼働時間により、ゲームオーバー時に表示されるパスワードが異なり、それぞれのパスワードをオフィシャルページで入力すると情報が見られる。 1999年にはドリームキャストにも移植された。本作のオマケはトランキライザーガンであり、更なるグラフィックの強化、プレイヤー同士で対戦する対戦刑事、100人の敵を倒す時間を競う百人組手、敵からの武器によるダメージ増加や時間制限、体力がほぼ0からのスタートといった厳しい状況で戦う激闘編などが追加されている。スタンガンなどの新しく追加された武器もあるが、アーケード版に存在した「ナツカシイデンワ」や「アンカー」など一部武器が登場しない。 2002年にはセガとクールネットエンタテイメントの共同ブランド『CoolCool』よりXbox版が発表された が、発表以降は情報がなく、立ち消え状態になっている。CoolCool自体もレンタヒーローNo.1以外発売されず、消滅している模様。
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