タブラ・ラサとは? わかりやすく解説

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タブラ‐ラサ【(ラテン)tabula rasa】

読み方:たぶららさ

何も書かれていない書板の意》ロック認識論での用語。生まれながらの人間の心には白紙のように生得観念はないという主張のたとえ。


特定非営利活動法人タブラ ラサ

行政入力情報

団体名 特定非営利活動法人タブラ ラサ
所轄 岡山市
主たる事務所所在地 700-0927 岡山市北区西古松2丁目4-7
従たる事務所所在地
代表者氏名 鳥越利根) 弥生
法人設立認証年月日 2004/03/02 
定款記載され目的
この法人は、人々自分の住む地域興味を持つきっかけをつくることを目的とする。エコロジーをおしゃれに楽しむ企画地域強み活用したまちづくりアイデアなどを自由に発想し、多様な人を巻き込みながら、人々が行交う所を創造していく。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
認定開始日:       認定満了日:       認定取消日:   
認定年月日:    認定満了日:    認定取消日:   
閲覧書類
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解散理由  

タブラ・ラーサ

(タブラ・ラサ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/31 17:22 UTC 版)

タブラ・ラーサラテン語: tabula rasa)は、白紙状態の意。などを引いた書字版を取り消して何も書き込まれていない状態[1]

概要

感覚論においては外部からの刺激による経験で初めて観念を獲得するとされており、その経験以前の魂の状態。ロックの用語とされるが古くからある概念。プラトンストア派、特にアリストテレスに同様の考えがあり、タブラ・ラーサはアリストテレスの訳語としてローマのアエギディウスが考案したとされる。後にアルベルトゥス・マグヌストマス・アクィナスが用いて定着した[1]

経験主義比喩。原義はラテン語で「磨いた板」の意味。人は生まれたときには何も書いていないのように何も知らず、後の経験によって知識を得ていくというものである。

歴史

古代

タブラ・ラーサと呼べる思想は古く、プラトンの『テアイテトス』、アリストテレスの著作『霊魂論』(Περι Ψυχης)に見られる。ただし、前者では蝋板である。

What the mind thinks must be in it in the same sense as letters are on a tablet (grammateion) which bears no (methen) actual writing (grammenon); this is just what happens in the case of the mind. — Aristotle, On the Soul, 3.4.430a1.

中世

13世紀トマス・アクィナスが議論に提起した。当時は知識の本体は天界にあり生まれるときに肉体に合わさるという説が主流であった。

But the human intellect, which is the lowest in the order of intellects and the most removed from the perfection of the Divine intellect, is in potency with regard to things intelligible, and is at first "like a clean tablet on which nothing is written", as the Philosopher [Aristotle] says. — Aquinas, Summa Theologica 1.79.2.

近世

17世紀ジョン・ロックが新しく経験主義を唱えた。 現代では、スティーブン・ピンカーが反論している。

参考書籍

  1. ^ a b 『ブリタニカ国際大百科事典-小項目版』、2009年。
  • アリストテレス, "On the Soul" (De Anima), W. S. Hett (trans.), pp. 1–203 in Aristotle, Volume 8, Loeb Classical Library, Heinemann (book publisher)|William Heinemann, London, UK, 1936.
  • トマス・アクィナス, "Summa Theologica", Fathers of the English Dominican Province (trans.), Daniel J. Sullivan (ed.), vols. 19–20 in Robert Maynard Hutchins (ed.), Great Books of the Western World, Encyclopedia Britannica, Inc., Chicago, IL, 1952.
  • ジョン・ロック, "An Essay Concerning Human Understanding", Kenneth P. Winkler (ed.), pp. 33–36, Hackett Publishing Company, Indianapolis, IN, 1996.
  • スティーブン・ピンカー著 『人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か』 山下篤子訳、NHK出版、2004年、上巻:ISBN 4140910100、中巻:ISBN 4140910119、下巻:ISBN 4140910127

関連項目

外部リンク


タブラ・ラサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/30 15:10 UTC 版)

本性」の記事における「タブラ・ラサ」の解説

ジョン・ロック経験主義原理人間の本性まっさら白紙態と見なした。この視点では、人は生まれた時には空白の石版であるので規則持たず、我々が感覚通して経験するデータによって心の規則形作られる認知科学者はこの見解支持していないが、特にE.O.ウィルソン社会生物学と、進化心理学によって強く反対された。

※この「タブラ・ラサ」の解説は、「本性」の解説の一部です。
「タブラ・ラサ」を含む「本性」の記事については、「本性」の概要を参照ください。

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