スプリントとは、顎関節症などの治療用いられる、口の中に入れるプラスチックの装置。その機能は異なりますが、ボクサーのマウスピースを小さくしたような形を想像すると理解しやすいです。多くの種類があり、スタビライゼーション型が世界的に使われています。本邦では、スプリント・マウスピース・シーネ・アプリアンス・オクルーザルプレートなどいろいろな名前でよばれています。スプリント治療が、顎関節症の症状に効果があるとの質の高いエビデンスは存在しますが、腰痛・頭痛・肩こり・アレルギーなどの慢性疾患が治癒するという質の高いエビデンスは、存在しません。
シーネ
副木
(シーネ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/06 09:28 UTC 版)
副木(ふくぼく)とは、骨折した部分や関節などを臨時的に固定する器材である[1]。副子(ふくし)[1]、シーネ[2](独: Schienenverband)、添え木・副え木(そえぎ)[1]、スプリント(Splint)、ブレイス(Brace)とも呼ばれる。
概要
材料は主に木、竹、合成樹脂、針金などが使われる。また、箸、傘、ものさし、タオルなどが副木として代用されることもある。骨折の際に激痛、出血、腫れ、寒気などの症状がみられる場合は動かさず固定する。なお、脱臼の際は副木は使用しない。
使用条件
骨折部分の上下の関節まで固定できる長さであり、骨折部分の最も細い部分より幅が広い副木を使用し、柔らかい布できつすぎない程度に固定し、毛布などで保温し、安静にする。
因みに、上肢の不自由な者が利用する肢装具を「シーネ」と称する(下肢に装着する肢装具は、単に「装具」と呼ばれることが多い)。
脚注
関連項目
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