コヴナントの乗り物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:03 UTC 版)
コヴナントの乗り物は未知の反重力機関を採用しており、大抵は宙に浮いているものが多い。その多くは加速用のブースターを装備し、人類の車両より高い機動性を有する。 バンシー(Banshee) コヴナントの小型戦闘機の1種で、偵察、爆撃、空中戦など様々な戦闘に対応出来る航空機。加速用ブースターを装備している。 乗員は1名。小型軽量で、あまり頑丈ではない。武装は2門のプラズマ・キャノンと燃料式ロッド・キャノンが1基。「バンシー・トリック」というアクロバット飛行が可能で、主にループ(宙返り)とバレルロール(側面へのローリング)に分けられる。 ゴースト(Ghost) コヴナントの車両のひとつ。2門のプラズマ砲で武装し、加速用のブースターを持つ。コヴナント内で最も普及しているビークルであり、あらゆる環境や場所に投入されている。 操縦席とエンジンはむき出しとなっており、安全性や強度は低い。 乗り物でありながら、平行移動も出来るため非常に使い勝手が良い。 レイス(Wrait) コヴナントの地上車両のひとつ。重戦車かつ自走砲であり、操縦者が操作する大型のプラズマキャノンと射撃手が操作する至近距離用の小型プラズマキャノンで武装する。これもブースターを装備しており、体当たりや緊急回避の際に用いられる。 『Halo: Combat Evolved』では本車両がファントムと言われていたが、『Halo 2』から現在の名称となった。 対空レイス(Anti Aircraft Artillery Wraith) コヴナントの対空戦車、自走対空砲。 主砲であるプラズマ迫撃砲の代わりに連発式の燃料ロッド対空砲を装備している。 ファントム(Phantom) コヴナントの汎用的ガンシップ。地球軍のペリカンと同じように、人員の輸送などに用いられるが、性能ではすべての面でペリカンを上回る。 3門の「レッドリング」と呼ばれるプラズマ砲を装備しており、地上掃射を実施してくることも珍しくない。また、ある程度であれば空中戦もこなせる。 セラフ(Seraph) コヴナントの戦闘機。 スカラベ(Scarab) コヴナントの巨大兵器。大型の収束レーザーとプラズマキャノンで武装した、四足歩行の移動要塞である。前作でジョンソンも操縦した。 装甲は分厚く、通常兵器では撃破困難であるが、脚部の結合部分が貧弱であり、そこに集中攻撃を加えることにより一時的ながら戦闘不能に追い込むことが出来る。核兵器などの特殊兵器を使わずに本格的に破壊するとなると、内部のコアを破壊する必要があるため、かなりの手間を要するが、背中の装甲は薄く破壊可能であり、そこを破壊することにより外部から直接コアの攻撃が可能になる。 攻守ともに高い性能を持つが、対空戦闘力が低くホーネットなどの小型高速の航空機の相手は苦手とする。 ブルート・チョッパー(Brute Chopper) ブルート族によって運用される2輪戦闘車両。バイクのような車両であり、車輪は前部に二つある。それにより体当たりの際には目標を車輪に巻き込む形となっており、ブルート族の残虐性を表した構造となっている。ロケットブースターを装備。 前部の両脇には小型のキャノン砲を装備している。速度も速く優秀な車両であるが、車輪を装備しているため、ゴーストのように水平移動が出来ない。よってこの車両が威力を発揮するのは突撃戦法だとされる。 ブルート・プラウラー(Brute Prowler) スペクターやワートホグと同じ種類に分類される車両。主に輸送車として使用される。運転士とガンナーが搭乗し、両脇に2名の人員を載せることが出来る。 上記のチョッパー同様、突撃戦法で威力を発揮する。形はアンコウに似ている。 シャドウ・オブ・インテント(Covenant Assault Carrier "Shadow of Intent") 重武装の航空母艦にしてエリート艦隊の旗艦。シップマスターのRtas Vadumによって運用されている。セラフ、ファントム、スピリット、バンシーなどの航空機を搭載し、兵員を直接地上に降下させるための射出ポッドも装備されている。
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