コレクションの概要
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高松市美術館のコレクションは、美術館設立準備の過程において検討・制定された三つの方針、「戦後日本の現代美術」、「20世紀以降の世界の美術」、「香川の美術」に沿って収集が行われ、現在も継続されている。 戦後日本の現代美術 第二次世界大戦後の日本の美術の代表的な作家が網羅されており、実験工房、具体美術協会、ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ、ハイレッド・センターといったグループに関する作品はその重要な核となっている。特に田中敦子の「電気服」は著名な作品である。その他、大竹伸朗、奈良美智、村上隆、中原浩大から菅木志雄、小林孝亘、曽谷朝絵、伊藤存、鬼頭健吾、名和晃平など、1990年代から2000年代の作家の作品も継続的に購入し続けている。また、陶彫は戦後日本の現代美術を示す上で特徴あるコレクションであり、イサム・ノグチ、八木一夫、林康夫、柳原睦夫、鯉江良二、秋山陽、田嶋悦子、重松あゆみ、戸田守宣、亀井洋一郎など、戦後の前衛陶芸を開拓した作家の作品から現代の陶芸表現まで幅広く展観できる内容になっている。 20世紀以降の世界の美術 海外作品のコレクションは20世紀以降をその対象としており、主に版画など複数制作の作品を中心に収集されている。パブロ・ピカソ、アンリ・マチス、ワシリー・カンディンスキー、マックス・エルンスト、アルベルト・ジャコメッティといった巨匠の作品から、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンシュタインなどポップアートの作家の作品、現代美術において大きな影響を与えたマルセル・デュシャンの作品など、そのコレクション内容は質、量ともに特筆すべきものとなっている。 香川の美術 香川漆器(讃岐漆芸)や彫金・金工など香川の工芸作品に重点を置いており、重要無形文化財保持者に認定された音丸耕堂、磯井如真、太田儔の漆芸作品や、北原千鹿の金工作品などはコレクションの重要な一部である。
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コレクションの概要
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国立公文書館が所蔵する内閣文庫本約49万冊の内訳は、和書約28万冊、漢籍約18万冊及び洋書その他からなる。これらは国立公文書館で保存され、一般の利用に供されている。 和漢書は江戸幕府の蔵書である紅葉山文庫本に昌平坂学問所本、和学講談所本、医学館本などを加えた旧幕府各文庫の蔵書を中心としており、歴史・文学などの図書が中心である。洋書は各官庁が近代化政策のための参考資料として収集した図書類で、法律、政治などの社会科学書が中心である。 また古文書類は旧幕府引継ぎの日記、国絵図、郷帳、城絵図などの記録類に加え、明治期以降に政府によって収集された東大寺文書、大乗院文書や各種の公家や武家文書が含まれる。 これらの古書、古文書の中には重要文化財に指定されたものも多い(指定文化財の一覧は国立公文書館の項目を参照)。 現在、国立公文書館はデジタルアーカイブの構築を進めており、2005年4月に公開された「国立公文書館デジタルアーカイブ」により、内閣文庫の和書漢籍約43万冊はインターネット上で目録情報を検索できるようになった。また、重要文化財「天保国絵図」など124点は同じくデジタル・ギャラリーにおいて高画質の画像が提供されている。
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