ケトジェニック・メニュー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 10:11 UTC 版)
「ケトジェニック・ダイエット」の記事における「ケトジェニック・メニュー」の解説
ケトン食は、患者の食事を担当する栄養士が1人1人計画する。年齢、身長、体重、日々の身体活動水準、患者の文化的背景、食べ物への嗜好、これらの要素はすべて食事計画に影響を及ぼす。 1日の摂取エネルギーは、患者の年齢を考慮したうえで、普段の80~90%に設定する(高脂肪食は、高糖質食に比べて、身体がそれを処理するのに必要なエネルギー量が少なくてすむ)。活動量の多い子供や、筋肉の痙縮が見られる子供の場合は、摂取エネルギーをより多くする必要がある。 食事における栄養素の摂取比率は、通常は「脂肪:タンパク質・炭水化物」で「4:1」となる。生後18か月未満、12歳以上、もしくは肥満体の子供の場合、比率は「3:1」で開始する。脂肪の摂取量は、1日の摂取エネルギーおよびケトン体産生比率から計算する。タンパク質の摂取量は、体重1kgにつき、1gとなる。薬剤やサプリメントに含まれる炭水化物は、ここから差し引かねばならない。脂肪:タンパク質・炭水化物の摂取の比率は、1日を通して順守する。ケトン食のレシピは、「ケト・キャルキュレーター』(『KetoCalculator』)を使うことで作成可能。 ケトン食は、食べられるものがかなり制限される。 食べるべきもの 肉、魚、卵、バター、チーズ、脂肪の含有量が多いホイップクリーム、アボカド、各種ナッツ、脂肪分が豊富で炭水化物が少ない食べ物全般、緑色野菜全般、食物繊維 避けるべきもの 砂糖、炭水化物が豊富なもの全般、トランス脂肪酸、甘みの強い果物全般 電子計測器で計る際には、1g単位での正確さが要求される。 出されたものは残さず食べきること。1日を通して、間食も組み込む。MCTオイルを摂取することで便秘の改善やケトーシスを促進する。患者の年齢に合わせて、各種ビタミンを無糖のサプリメントで摂取する。 1日を通してのケトン食は、以下の表を参考にされたし。 ケトジェニック・メニューの一例食事食事内容材料朝食 ベーコンと卵 卵28g ベーコン11g (about half a slice) 脂肪分36%のホイップクリーム バター23g 薄切りにしたリンゴ9g 間食 ピーナッツバター・ボール(約14g) ピーナッツバター6g バター9g 昼食 ツナサラダ ツナ28g マヨネーズ30g セロリ10g 脂肪分36%のホイップクリーム36g レタス15g 午後の間食 ケトン・ヨーグルト(約37g) 脂肪分36%のホイップクリーム18g サワークリーム17g イチゴ4g ゼロカロリーの甘味料 夕食 バンズを使わないチーズバーガー 牛挽肉22g チーズ10g バター26g 生クリーム38g レタス10g サヤインゲン11g 夜の間食 ケトン・カスタード約34g 脂肪分36%のホイップクリーム25g 卵9g 無糖のバニラ香料
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