カトレア会
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カトレア会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 17:47 UTC 版)
1981年から報道写真ゼミ卒業生を中心に始まった樋口による無料写真塾の名称。第一期生にはアフガニスタンで取材中に爆死(1988年10月2日)した南條直子(満33歳没)がいる。南條直子はルポタージュ1冊、写真集1冊を遺しての無念の死を遂げた。後年、アメリカのドキュメンタリー映画班が彼女を取り上げた映像がある。BBCで放映され、逆輸入でテレビ朝日が1時間番組で放映した。後輩たちは彼女の偉業に続けと、写真展、写真集を出版して、今日に至っている。樋口は、このカトレア会の自分の教え子たちの中で、今、フォトジャーナリズム界で羽ばたく若手メンバーたちを数名挙げている。スポーツ写真界では、山口益路。ドキュメンタリー方面では、鈴木邦弘(「森の人・ピグミー」でニコンサロン賞受賞)。宇井眞紀子は、アイヌ民族を長年追い、5冊の写真集を出版し、多数の写真展を開催し続けている。 笹本恒子写真賞の第1回目と、東川町の特別賞他受賞の前田春人は、南アのアパルトヘイトの写真集で日本写真協会新人賞も受賞している。中田聡一郎は「星のしゃぼう」で相模原写真賞の新人賞を受賞。自然との共存をテーマに6冊の写真集を出版。豊里友行も同賞を受賞。長野良市は、熊本日々新聞社の出版文化賞などを受賞。風景写真の広瀬敦司は「高尾山」、「東京の里道I、II」、「伊豆の風景」の撮影で有名。伊原美代子はネコと祖母の情愛を描いた写真集で10万部を出版し、成功を収めた。歌舞伎町を20数年間追った写真集で講談社出版文化賞を受賞した権徹(ゴンチョル)がいる。現在までにカトレア会メンバーは75冊の本を出版している。ここに名前を挙げきれなかった写真家が何名も活動している。
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