カイロスプラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 15:58 UTC 版)
「VF-31 ジークフリード」の記事における「カイロスプラス」の解説
『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』に登場。イアン・クロムウェル率いる「ヘイムダル」との戦いで甚大な損傷を受けたジークフリードに代わり、急遽配備された機体。 一般用のA型(カイロス)にジークフリードの予備パーツを組み込み、より実戦向けの部分改修を施したうえでフォールドクォーツを増設・大型化。武装もそれに合わせ変更したうえ主翼とカナードは通常のA型よりも大型化した形状のクロースカップルドデルタ翼を採用。一部を除いたメンバー各機のパーソナル・カラーやマーキングはジークフリードのものを継承しているが、それ以外の共通基本色はグレーの割合を増やしたミリタリー調の色になっている。型式番号上は全機とも同じ「VF-31AX」であるが、頭部など一部の形状は各メンバーが搭乗していたジークフリードのものに準じている。キャノピーは一見すると通常の透過型となっているが、内壁部はSv-262と同じ全周囲式モニターとして機能する。 武装面では、ミニガンポッドがファイター形態の翼下から突出するほどに大型化され、ビームガンポッドも大出力・大口径化、背部コンテナも変更されている。機首や大型フォールドクォーツを搭載した胸部周り、主翼など各部の形状が変化しているため、従来のスーパーパックやアーマードパックが装着不可能となっており、新たに専用設計のパックを用意している。 河森監督によれば機体性能的にはYF-29 デュランダルとあまり変わりがなく、伝説のスーパーカーと最新鋭ハイブリッドスポーツカーくらいの差でしかないほどであるという。 ハヤテ・インメルマン機 頭部形状はJ型に類似しており、背部パーソナル・マークはテレビ版に登場するJ型改と同じデザインになっている。最終決戦ではスーパーゴースト2機を両翼に合体させて出力不足を補い、敵艦のバリアを突破する。 ミラージュ・ファリーナ・ジーナス機 頭部はC型に近い上下二段式センサーを採用しているが、上部メインセンサーが黒いため単装式のように見える。さらに両耳の機銃が大型化、頭頂部には隊長機らしく大型の中抜きブレードアンテナが追加されている。背部には、ミラージュの祖父であるマクシミリアン・ジーナスの乗機「YF-29 デュランダル」と同じジーナス家の紋章が描かれている。無人機の誘導機能を備えており、最終決戦ではスーパーゴーストにハヤテ機と合体させる指示を行なう。 アラド・メルダース機 頭部と背部パーソナル・マークはS型に準じているが、この機体のみパーソナル・カラーが変更され、メッサーのF型に近い黒となっている。習熟訓練などには参加出来ていたがその後重傷を負ったアラドとともに戦線離脱、その後はミラージュがΔ小隊長となる。 チャック・マスタング機 頭部はA型に近いが、電子戦装備を内蔵したため、左右非対称の複雑な形状に変化している。ただしE型のようなレドームは搭載されておらず、ほかのAX型と共通の装備を使用する。背部には、惑星ラグナに生息するウミネコ(地球の鳥類ではなく、猫とアザラシを掛け合わせたような水棲動物)が2匹絡み合った図柄のパーソナル・マークが描かれている。 ボーグ・コンファールト機 コールサイン「デルタ6」として新規入隊した、ウィンダミア王国軍空中騎士団の「赤騎士」ことボーグ・コンファールトの搭乗機。5機のなかではもっともA型に近い形状で、パーソナル・カラーはウィンダミアをイメージした緑、背部パーソナル・マークもウィンダミアの紋章を取り入れている。当初は赤騎士にちなんで赤色となるはずだったが、ミラージュ機と見分けが付かないという理由で変更された。ボーグ本人はこの変更に不満を抱いていたらしく、わずかな反抗として頭部に生家であるボーグ家の紋章を入れている。
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