a.k.a
「a.k.a」とは、別名のことを意味する表現。
「a.k.a」とは・「a.k.a」の意味
a.k.aとは別名、またの名を、という意味を持つ言葉である。英語のAlso known as を略して頭文字を取った言葉で、英文としては「~としても知られている」と訳される。ヒップホップの歌手やラッパーが名乗る際に使用するケースが多く、「○○a.k.a □□」のように○○の部分である最初に本名や通称が入り、□□の部分には愛称やこの名乗り方を使用する人物が思い入れのある名前や言葉が入る。そのため、直訳すると○○またの名を□□、となる独特の呼称でTwitterなどで使用されるハンドルネームに使う人も多い。なお、a.k.aの後に入る部分はそれぞれの意思が込められていたり、馴染みのある愛称を当てはめたりしているケースもあり、例えば生き様をリスペクトしている動物の名前や子供の頃のあだ名など、特性や個性をアピールしながら名乗ることができる便利な言葉でもある。主にミュージシャンやアーティストが使用するもので、一般的には浸透しておらず、普段の会話などでも使われることはないが、自己紹介やネタ、余興の一つとしてa.k.aの後に自虐的な呼び名やウケを狙った言葉、自分らしさを表す言葉などを当てはめる、などの使用方法は可能だ。
また、ラップバトルの際には相手の名前を名指ししてからa.k.aを使い、その後相手をディスるリリックに繋げる手法として用いられることもあるため、a.k.aの意味を理解しているとリリックの内容も分かりやすくなる。なお、a.k.aの読み方は「エーケーエー」であり、表記もアルファベットの間にピリオドやカンマを付けるのが正式な表記法だ。
このように、個人名を名乗る時やラップに使用する際に使われる言葉のため、Wikipediaでa.k.aを検索すると日本のラッパー、ヒップホップMCであるMCUが2007年6月に発表したCDアルバム「A.K.A」のページが提示される。辞典で明確に示されていないという点から、a.k.aはスラング的な用語、または着飾る感覚で用いられるオプションのような存在を示す言葉と理解することができる。
なお、a.k.aはAKやAKBRのように省略して使用される医療用語と似ているが、a.k.aという医療用語は存在しない。ちなみにAKはArtificial kidneyで人工腎臓、AKBRはArterial ketone body ratioで動脈血中ケトン体比、という意味である。
「a.k.a」の語源・由来
a.k.aは、Also known as が語源となっていて、それぞれの頭文字からなるスラングが由来である。「a.k.a」の使い方・例文
a.k.aは、ミュージシャンやアーティストが自らの名前と愛称、または背景にあるものなどを足して自己紹介のように使用する言葉のため、「○○a.k.a □□の代表」や「〇〇a.k.a □□ちゃん」などが例文となる。また、自分のニックネームなどを紹介する時にも使えるため「My name is mariko yukawa a.k.a yukamari.」(私の名前は湯川まりこだ。ゆかまりとも呼ばれている)も例文の一つとなる。ラップバトルでの使い方は「○○a.k.a ~」と、相手の名前の後にa.k.aを入れ、そこから相手をディするリリックを発信するが、こちらは人によって過去や経験、背景などが異なるため相手に合わせたリリックを用意する必要がある。さらに、フランクな雰囲気の集まりでの自己紹介でも使用することができるため、「〇〇英夫 a.k.a 宴会部長だ。盛り上げ役なら任せてくれ」や「○○裕子 a.k.a 司書。本が好きで、司書並みに本に対する知識があるよ」、「○○a.k.a 学級委員長。なぜかいつもまとめ役を担うことが多くて」や「○○ a.k.a グルメ男爵。美味しいお店ならたくさん知ってるよ」なども例文となる。軽く自分の趣味や仕事などを入れて自己紹介ができるので「○○ a.k.a □□推しOL。地下アイドルにハマっていて□□が推しだけど、同担は拒否派」や「○○ a.k.a ツアーガイド。世界中を旅してきたので、旅先に迷ったらいつでも相談して」、「○○ a.k.a 受付の天使。いつもニコニコ、笑顔の対応で受付業務を行うよ」などの使い方をすることも可能だ。
エー‐ケー‐エー【a.k.a.】
読み方:えーけーえー
《also known as》別名。またの名。
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