エグジステンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 02:18 UTC 版)
「ブレイド (2011年のアニメ)」の記事における「エグジステンス」の解説
ディーコン・フロストが創始者としてアジアで急成長しているヴァンパイア組織である。あらゆるヴァンパイアの血液を掛け合わせた混合血液を作り出し注入して、従来のヴァンパイアをさらに強化した『亜種』を産み出すことで純血種ヴァンパイアを根絶し、世界を自らの支配下に置くことを目論む。そのために純血種からは忌み嫌われた存在でもある。本拠地はタイ・ミャンマー・ラオスの国境付近にある麻薬密売地域の「ゴールデントライアングル」に隠されているヴァンパイア都市アーモロート。 ディーコン・フロスト 声 - 磯部勉 『4本牙の男』と呼ばれるヴァンパイア。ブレイドの母タラの敵相手でもある。 亜種を生み出す実験においても自らもその対象とし、その結果、究極の亜種を自称。ブレイドがまったく「刃が立たない」ほどの力を身につけている。さらに究極の血液を作り出すためにこの世でただ一人の「デイ・ウォーカー」ブレイドの血を狙っている。 元は優秀な生物学者であったが、息子をヴァンパイアに殺されたことにより自らをヴァンパイア化してまでも復讐しようとしている。ただしそのための手段であるはずの日光の克服が世界征服へと目的がすり変わっているような発言もしている。 究極に高められたブレイドのデイウォーカーの血を得て太陽を克服できたが、銀製の武器の弱点は残ったためブレイドに母親の形見の短剣とマコトの形見のナックルによって倒される。 ルシウス・アイザック 声 - 東地宏樹 ヨーロッパで既得権益を握る純血種のヴァンパイアの貴族。表向きは貴族たちからの恫喝を伝えに来た使者だが、実はディーコン・フロストとブレイドに興味を持って来た。 しかし、フロストの急進的な活動ぶりに深刻な脅威を感じ、マドリプールでフロストの対ヴァンパイア兵器工場を殲滅するが、直後にブレイドとローガンとの共闘の末に斬殺される。 ラドゥ 声 - 吉野裕行 エグジステンス配下の人狼。横浜の酒場フィードのオーナーで、若い女性の一見客を餌食にしていた。 タナカ 声 - 白鳥哲 エグジステンス配下の水虎。大阪で女性出稼ぎ外国人を攫い、血液の供給源、人身売買の商品としていた。 イケダ 声 - 松本保典 サコミズの部下の新米刑事。彼もまたエグジステンス配下の人間であった。 マテス 声 - 葛城七穂 フィリピンの伝説にある鳥の姿を持つヴァンパイア、マンドゥルゴの長。フィリピン女性の人身売買をしていた。 マナナンガル 島に封印されていたフロストが復活させた人を食らう魔獣。上半身と下半身が別々に活動し、科学の力で強化されている。 サラギ 声 - 江川央生 スマトラの鉱山を預かっているフロスト配下のヴァンパイア。大量のねずみに姿を変えることが出来る。 ジャラール 声 - 桐本琢也 無法の地マドリプールの一組織マザーマンティスのボス。人間でありながらフロストに協力し銀製の対ヴァンパイア兵器を製造するが、工場はルシウスに焼かれ自身も斬られる。 セルゲイ 声 - 仲野裕 マドリプールで武器調達を行っていた、フロスト配下のロシア伝説のヴァンパイア。身体を鋼鉄化できるものの、ルシウスに一閃の下に斬られる。 フォロン マレーシアの赤い子鬼のようなヴァンパイア。人間の血を与えることで分裂する。 美影桔梗(みかげ ききょう) 声 - 萩原聖人 フロストに雇われたサムライ風のミュータント。ローガンと同じような能力を持つ。ブレイドとはかつて同じ師の下で修行した柳生流の同門。ヴァンパイアの忍者部隊を率いる。師匠の丹波がヴァンパイア化させられたことは知らさせておらず、その後フロストから用心棒として解雇され、フロストを追うマコトを見送った。ブレイドのフロスト襲撃を手助けした後は再度の決着を約束し別れる。 『ウルヴァリン』から引き続き登場。 柳生丹波(やぎゅう たんば) 声 - 内海賢二 ブレイドと桔梗の剣の師匠。奈良柳生の剣の使い手で「剣聖」とまで呼ばれた人物。ヘルシングとは知己でヴァンパイアハンターとしての経験もある。病に侵され果てようとしていたところをフロストによりヴァンパイア化され、「ブレイドと死合いたい」との望みを果たそうとする。
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