エウリュアロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/04 06:51 UTC 版)

エウリュアロス(古希: Εὐρυάλος, Euryalos, ラテン語: Euryalus)は、ギリシア神話の人物である。主に5人のエウリュアロスが登場する。
メラースの息子
一人はメーラスの子で、カリュドーン王オイネウスに対して陰謀を巡らしたために、兄弟とともにオイネウスの息子テューデウスに殺された。
メーキステウスの息子
もう一人は、メーキステウスの息子でアルゴナウタイ及びエピゴノイの一人である。 エウリュアロスはテーバイ攻めの七将が敗れた10年後、エピゴノイとしてアルゴス勢を率いてテーバイを攻略した。エピゴノイには、エウリュアロスの代わりにヒッポメドーンの子ポリュドーロスを入れる説もある。
エウリュアロスはイアーソーン率いるアルゴナウタイにも加わり、後のトロイア戦争では、同じエピゴノイであるステネロスとともにディオメーデースに従ってアルゴス勢として参戦し[1]、『イーリアス』初日の戦闘でアイセーポスとペーダソスを討った[2]。パトロクロスの葬礼競技ではエペイオスに拳闘で敗れた[3]。
その他のエウリュアロス
脚注
参考図書
固有名詞の分類
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