エウリノデルフィスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エウリノデルフィスの意味・解説 

エウリノデルフィス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 08:31 UTC 版)

エウリノデルフィス属 Eurhinodelphis
E. longirostris 骨格。
地質時代
中新世中期 - 後期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
亜目 : ハクジラ亜目 Odontoceti
: エウリノデルフィス科 Eurhinodelphinidae
: エウリノデルフィス属 Eurhinodelphis
学名
Eurhinodelphis Du Bus, 1867
  • E. ambiguus
  • E. cocheuteuxi
  • E. longirostris

エウリノデルフィス (Eurhinodelphis) は新生代中新世中期から後期にかけての約1,500万 - 500万年前に生息したハクジラ絶滅したユーリノデルフィスとも。鯨偶蹄目 - ハクジラ亜目 - エウリノデルフィス科(またはラブドステウス科)に属する。学名は「真の鼻のイルカ」を意味する。ヨーロッパ及び北アメリカ大陸から化石が発見されているが、おそらくはほぼ世界中の海に分布していたと推定される。

特徴

体長約2 - 3.7メートル。カジキのように長く伸びたを持つ。おそらくは獲物を捕らえる際にこれを武器として使ったであろうと推測される。内耳はハクジラ亜目の初期グループよりも複雑化しており、エコロケーション能力が発達していることをうかがわせる。また噴気孔も頭頂へと移動し、頭骨形状も非対称になるなど現生のハクジラとほぼ同じ形態を持つ。対鰭は航空機の翼状で、尾鰭も双葉状となり高い運動能力を持っていたといわれる[1]

脚注

  1. ^ ヘーゼル・リチャードソン、デイビッド・ノーマン(監修)『恐竜博物図鑑』出田興生(訳)、新樹社〈ネイチャー・ハンドブック〉、2005年、185頁。ISBN 4-7875-8534-7 

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エウリノデルフィス」の関連用語

エウリノデルフィスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エウリノデルフィスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエウリノデルフィス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS