イタリア海軍での就役とは? わかりやすく解説

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イタリア海軍での就役

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 08:52 UTC 版)

カラビニエーレ (駆逐艦)」の記事における「イタリア海軍での就役」の解説

平和条約条項基づいて第二次世界大戦生き延びたグラナティエーレ(イタリア語版)やカラビニエーレなどのソルダティ級の何隻かはイタリア海軍一部となったイタリア1953年NATO一員になってから、同艦はそれまで識別記号CBにかえてペナント・ナンバーD551が付与された。 1953年2月に、アーセナル海軍工廠近代化改修を受け始め2年以上あとの1955年4月完了した。これらの作業後で、同艦の外観著しく変更され檣楼艦尾側に延長され、それにあわせて舷側高くされたが、これらの新し構造艦橋射撃指揮所、艦の全てのセンサーレーダー探信儀など)の情報集約されアメリカ海軍官邸CIC戦闘情報センター同様のCOC戦闘指揮所)が含まれていた。 主兵装は、2基の2連装アンサルドModel 1926 50口径120mm砲のうち、1基は取り除かれ、120mm50口径砲3門を檣楼上に1門、後部甲板室上に2門が2つ防御システムとして再構築され、全ての対空兵器撤去されて、煙突の後と中央部甲板室3つの複合構造の6門のボフォース 40mm機関砲置き換えられ対潜兵装マスト後部の2基のM型投射機と、艦尾に2基のドイツ式投射機を備え、4基それぞれに爆雷装填器が装備された。 電子装備としては、アメリカ製「QGB」式探信儀装備され航法および水面探索レーダー対空用にAN/SPS-6レーダー装備された。 この新し構成で、同艦は1958年予備役編入されるまでチーム行動参加しその後、マリペルマン・ラ・スペツィアで新し兵器装備試験するための艦として再編成された。 1960年12月1日からカラビニエーレは新しペナント・ナンバーA5314を割り当てられ、再び実験船に再分類され使用された。1964年予備役編入され1965年1月14日夕刻艦艇旗の最後降納儀式ととものラ・スペツィア港のドックで、イントレピド(イタリア語版)とインパヴィード(イタリア語版)の間に係留された。 実験船として使用されこの期間に、オート・メラーラ社のMMI型76mm62口径_砲が長期間テストされ1960年代カルロ・ベルガミーニ級フリゲートアルピーノ級フリゲートドーリアミサイル巡洋艦およびヘリコプター搭載巡洋艦ヴィットリオ・ヴェネト搭載され10年後に駆逐艦アウダーチェ級駆逐艦就役すると76mm62口径コンパクト砲置き換えられた。 武装解除された後で浮力不安定になり、解体を待つ間ヴァリチェッラ・ダムエリアに係留されフリゲート艦アルタイル英語版)が引き継ぐ1970年代初頭までカラビニエーレはヴァリニャーノ潜水奇襲攻撃部隊標的にされた。1978年3月オルトーナ造船所解体されるために売却され造船所移送するために曳航され始めるとすぐに荒れた海と、その間多数水漏れ発生していたことから、ラ・スペツィア防波堤のすぐ外で浸水し始め、岸に曳き戻そうとしたが、右舷側に倒れて浅い海底沈み、ほとんどの部分海面上に出たままになった沈没数ヶ月経って回収され、カラビニエーレの残骸ラ・スペツィア造船所解体された。

※この「イタリア海軍での就役」の解説は、「カラビニエーレ (駆逐艦)」の解説の一部です。
「イタリア海軍での就役」を含む「カラビニエーレ (駆逐艦)」の記事については、「カラビニエーレ (駆逐艦)」の概要を参照ください。

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