アメリカでの人気
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「フォード・トリノ」の記事における「アメリカでの人気」の解説
アメリカに於いては今日でもマッスルカーは人気を博しているが、フォード・トリノに関しては他の多くの車両のように必ずしも販売当時からマッスルカーとしての評価を受けていた訳ではなかった。1960年代から1970年代に掛けてトリノは確かに人気の車種ではあったが、それは大衆車としての人気であり、今日のコレクターのコレクション対象としての人気は他の車種には到底及ばない物であった。今日、ほぼ同じ維持・整備状態のフォード・トリノに比較して、シボレー・シェベルやプリムス・ロードランナーの方が遙かに高い人気と価格を有している。また、フォード愛好家の間ではマスタングやサンダーバード、或いはその他のフルサイズ車がより注視されがちだった事もあり、フォード・トリノは半ば忘れられつつあった車種でもあった。 今日においてコレクタブルな価値を持つトリノは幾つかの種類に限定されている。1970-71年式トリノ・コブラ、1969年式トリノ・タラデガ、1970年式トリノ・キングコブラ、1968-71年式トリノGT・コンバーチブル、そして1969年式コブラが蒐集対象として価値があるマッスルカーとして認識されている。その他のトリノ、とりわけ第3世代はそれまではそれ程大きな価値を持つとは認識されていなかったが、ここ10年程の間に幾つかの事象により重要な価値を持つと認識されるようになったものも存在する。一つは1972年式グラン・トリノであり、2008年の映画『グラン・トリノ』におけるクリント・イーストウッド(1976年の映画『ダーティハリー3』でも女性刑事を乗せる場面がある)が駆る1972年式グラン・トリノ・スポーツや、翌2009年の『ワイルド・スピード MAX』での活躍により注目を集めている。1974-76年式は1970年代のテレビドラマである「刑事スタスキー&ハッチ」によって一定の知名度が存在したが、2004年に同作が'映画『スタスキー&ハッチ』'としてリメイクされた事で同年式の価格全体を押し上げる結果となった。それでも、同年式の殆どの車体は特別な価値を持つ程には至ってはいないのだが、長年の同作のファンにとっては1976年式のフォード謹製のレプリカ仕様の存在は投資に値するだけの価値を有すると認識されている。 以上のような要素がありながらも、トリノはクラシックカーイベントやマッスルカーイベントでは依然として比較的稀な存在であり続けている。単なる人気や知名度の不足以上に、今日における現存するトリノの割合が低い理由として、トリノ特有の耐久性の問題が挙げられる。トリノはシャーシやボディの防錆耐性に深刻な問題を抱えている記録が残っており、厳冬期に道路上に融雪剤が散布される地域に於いては、トリノは新車購入後最初の5年以内に重度の錆が発生したと報告された。更に腐食問題を深刻化される要素として、1969年から1973年式までのトリノにおける重度のボディ塗装剥離問題も報告されていた。これらの結果により、1970年代における中型車の中古車市場に於いてはトリノは常に最低位のリセールバリューしか与えられなかった。
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アメリカでの人気
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「トヨタ・AE86」の記事における「アメリカでの人気」の解説
アメリカでは、前述したようにトレノに似たフロントマスクを持ったハチロクしか正規輸入されなかったが、頭文字Dの影響でハチロクの人気が再燃した。現地名はCOROLLA SPORT(カローラスポーツ)、グレードはSR5とGT-Sの2種類であった。またアメリカにおけるパワーアップの常套手段ともいえるV8エンジンの換装が行われている車両もある。シボレー・コルベットに搭載されるLS1型エンジンや、セルシオ(レクサス・LS)に搭載される4.0L V8の1UZエンジンが主に用いられる。
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