アフトクラトルのトリガー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 02:00 UTC 版)
「ワールドトリガー」の記事における「アフトクラトルのトリガー」の解説
トリオン受容体を埋め込まれた人物が使うトリガーは「強化トリガー(角トリガー)」と呼ばれ、身体の一部のように扱える。 卵の冠(アレクトール) ハイレインが使うトリガー。黒トリガー。 右手に持った卵形の発光体から魚や鳥、トカゲなど原則として卵生生物の形をした弾を無数に放ち、それが触れたトリオン由来のものをキューブに変化させる。生身の肉体や建物などには効果がない。弾の威力と制御に大量のトリオンを消費していると思われるが、変化させたキューブからトリオンを吸収して損傷した使用者のトリオン体を修復する機能も備わっているため、作者からは「ヴィザとは違う意味での反則級」黒トリガーと呼ばれている。 星の杖(オルガノン) ヴィザが使う攻撃用トリガー。黒トリガーで、アフトクラトルでは国宝として扱われているトリガーの1つ。当初は杖かと思われていたが、実際は仕込杖で鞘を外すと刀身が出てくる。 複数の円軌道を設定し、その上にいくつかのブレードを走らせ対象を切断する。その構造上、直線的な攻撃を防ぐシールドでは防御しきれない。円軌道はほぼ不可視のため、オルガノンを初見で凌いだ者は居ないという。作者曰く「広範囲無差別瞬間即死斬撃」。円の展開範囲は不明だが、一瞬にして建造物を広範囲に渡り切断するほど桁外れの射程と威力を持つ。本領は広げた円軌道によるブレード攻撃だが、使用者であるヴィザが剣の達人であるため、なんらかの手段を用いて円軌道をすり抜けて接近しても前述した本体の仕込み剣で確実に反撃を受けるという遠近両用の隙がないトリガーとなっている。 雷の羽(ケリードーン) ランバネインが使う射撃用トリガー。 両手からの砲撃、左腕を銃に変形させた連続射撃、背中からの一斉掃射、高速飛行能力などを状況に応じて使い分ける。攻撃力はシールドや障害物による威力の減衰が期待できないほどに高く、射程や弾速、速射性も含めた上でボーダーの射撃用トリガーとは段違いの性能を持つ。 蝶の楯(ランビリス) ヒュースが使うトリガー。強力な磁力のような性質を持つ三角形の結晶体群を展開し、攻守自在に操る。 弾丸を反射する盾を形成したり、相手の肉体に取り付き攻撃の威力を弱めたり捕獲したりでき、レール型の加速装置を作ることで高速移動もできる。軍事大国アフトクラトルのトリガーの中でも最新鋭のものらしい。 泥の王(ボルボロス) エネドラが使う攻撃用トリガー。黒トリガー。 全身を三態に変換させることで形状を自由に変化できる。基本的な戦術は本体の一部を液状化して壁や地面に潜り込ませ、多方向から噴出させると同時に硬化させるというものだが、攻撃方法が似ている「風刃」と比べると展開するまでの時間が遅く、素早い相手には避けられやすい。また気体化した本体を相手のトリオン体内部へ侵入させ、ブレードを発生させて無防備な内部から刺し傷を負わせる「気体(ガス)ブレード」という技もある。さらに全身を液状化して配管などから敵基地に侵入する、戦闘中にトリオン供給機関や伝達脳を自由に移動させ致命傷を避ける、偽の伝達脳を多数作り出し攻撃の的を絞らせないなど用途は多彩。 エネドラの死亡後は所有者不在の状態となっている。 窓の影(スピラスキア) ミラが使う空間移動用トリガー。黒トリガー。 門に似た「窓」により離れた2点を連結して人や物を移動させる能力を持つ。この性質を利用することで、味方の攻撃を別の窓から撃ち出して奇襲したり、敵の攻撃を撃ち返したりできる。また、黒い棘を出現させて対象を刺し貫く直接攻撃も可能。
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