isometric
「isometric」の意味・「isometric」とは
「isometric」とは、主に数学や工学の分野で用いられる語である。その起源はギリシャ語の「isos」(等しい)と「metron」(測定)から派生しており、文字通り「等しい測定」を意味する。具体的には、全ての次元において等しいスケールを持つことを指す。例えば、図面における等角投影は、3次元の物体を2次元の平面上に描く際に、全ての次元が等しいスケールで描かれる。これにより、物体の形状や大きさを正確に表現することが可能となる。「isometric」の発音・読み方
「isometric」の発音は、IPA表記では /ˌaɪsəˈmɛtrɪk/ となる。IPAのカタカナ読みでは「アイソメトリック」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「アイソメトリック」と読む。なお、「isometric」は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「isometric」の定義を英語で解説
「Isometric」 is a term primarily used in the fields of mathematics and engineering. It is derived from the Greek words 'isos' (equal) and 'metron' (measure), literally meaning 'equal measure'. Specifically, it refers to having the same scale in all dimensions. For example, in a drawing, an isometric projection is when a 3D object is drawn on a 2D plane with the same scale in all dimensions. This allows for an accurate representation of the object's shape and size.「isometric」の類語
「isometric」の類語としては、「equilateral」や「uniform」が挙げられる。「equilateral」は全ての辺が等しいことを意味し、「uniform」は一様な、均一なという意味を持つ。これらの語も「isometric」と同様に、ある物体や状況が一定の規則性や均一性を持つことを表現する際に用いられる。「isometric」に関連する用語・表現
「isometric」に関連する用語としては、「isometric projection」や「isometric drawing」がある。「isometric projection」は、3次元の物体を2次元の平面上に等角投影する技法を指し、「isometric drawing」はその結果得られる図面を指す。これらの用語は、特に建築や工学の分野で頻繁に用いられる。「isometric」の例文
以下に、「isometric」を使用した例文を10個提示する。 1. The architect used isometric drawing to present his design.(建築家は彼の設計を提示するために等角図を使用した。) 2. In an isometric projection, all dimensions are drawn at the same scale.(等角投影では、全ての次元が同じスケールで描かれる。) 3. The isometric view allows us to see the object from all angles.(等角視点は、物体を全ての角度から見ることを可能にする。) 4. The engineer created an isometric diagram of the machine.(エンジニアはその機械の等角図を作成した。) 5. Isometric exercises help to strengthen the muscles without moving the joints.(等尺性運動は関節を動かさずに筋肉を強化するのに役立つ。) 6. The game uses isometric graphics to create a 3D effect.(そのゲームは等角グラフィックスを使用して3D効果を作り出す。) 7. The isometric system is commonly used in technical and engineering drawings.(等角システムは技術図面や工学図面で一般的に使用される。) 8. The isometric perspective gives a more realistic view of the object.(等角視点は物体のより現実的な視点を提供する。) 9. The isometric grid helps to maintain consistency in the drawing.(等角グリッドは図面の一貫性を維持するのに役立つ。) 10. The isometric transformation preserves the distance between any two points.(等角変換は任意の2点間の距離を保持する。)アイソメトリック
等角図
(アイソメトリック から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 00:17 UTC 版)

等角図(とうかくず、英: isometric drawing)または等角投影図(とうかくとうえいず、英:isometric projection)は、投影図のひとつ。直交する3軸の角度をそれぞれ120度とし[1]、物体を斜め上から俯瞰したように描写される。
製図の際に用いる図法のひとつで、各辺を実寸で描くことから寸法を伝えやすい利点がある。一方で、奥行きが考慮されないため奥にあるものほど実際よりも大きく描かれる。
歴史
等角図の概念は2千年紀中期ころから経験則として存在していたが、1822年に化学者のウィリアム・ファリッシュによって初めて定式化された[3][4]。
オランダの研究機関International Institute for Asian StudiesのJan Krikkeは、「等長写像は19世紀半ばから技術者にとって貴重なツールとなり、その後まもなく欧米で建築訓練のカリキュラムに組み込まれた」「軸測投影図(等角図を含む図法グループの総称)の起源は中国で、中国美術の機能は欧州美術の透視投影と類似していた」としている[5]。
応用
トリックアート
前述のように、等角図は奥行きが正確に表現されない難点がある。しかし、このことを逆に利用し、見る側に錯覚を与える画像や三次元では構築不可能な不可能図形といったトリックアートの数々が制作されている。
コンピュータゲーム
1980年代から1990年代のコンピュータゲームの一部では、等角図のような斜め見下ろし視点の「クォータービュー」表現が見られた。これは、当時の技術では3D表現が困難だったことから、限られたリソースの中で擬似的に3Dに見せる手法として用いられたものである。
クォータービューを初めて採用したゲームは1982年にセガが発売したアーケード向けシューティングゲーム『ザクソン』で、1990年代には『ディアブロ』『バルダーズ・ゲート』『スタークラフト』『X-COM: UFO Defense』などのPC向けのRPGやストラテジーゲームで多く採用された。2000年代に入りグラフィックの表現力が増すにつれてクォータービュー作品は減少したが、2010年代頃からは一部のインディーゲームで採用されている[6]。
脚注
- ^ 日本大辞典刊行会 1974.
- ^ William Farish (1822) "On Isometrical Perspective". In: Cambridge Philosophical Transactions. 1 (1822).
- ^ Barclay G. Jones (1986). Protecting historic architecture and museum collections from natural disasters. University of Michigan. ISBN 0-409-90035-4. p.243.
- ^ Charles Edmund Moorhouse (1974). Visual messages: graphic communication for senior students.
- ^ “IIASN9-Chinese Perspective” (英語). IIAS. 2019年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月30日閲覧。
- ^ “Retronauts: The Continued Relevance of Isometric Games” (英語). USgamer (2014年12月19日). 2022年12月12日閲覧。
参考文献
- 日本大辞典刊行会, ed. (1974). "とうかくとうえいず【等角投影図】". 大日本国語辞典. Vol. 14 (初版初刷 ed.). 東京: 小学館. p. 425. ISBN 4095220147. NCID BN01221521。
外部リンク
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