骨格筋の活動様式による分類とは? わかりやすく解説

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骨格筋の活動様式による分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 21:18 UTC 版)

筋力トレーニング」の記事における「骨格筋の活動様式による分類」の解説

骨格筋活動様式は、骨格筋長さ変えながら力を発揮する等張性筋活動Isotonic muscle action)と等速性筋活動(Isokinetic muscle action)と長さ変えずに力を発揮する等尺性筋活動(Isometoric muscle action)に大別される等張性筋活動による運動アイソトニック運動、等尺性筋活動による運動アイソメトリック運動あるいは、簡略にアイソメトリクスと呼ぶ。 等張性筋活動、等尺性筋活動等速性筋活動考察する当たっては「動き」だけでなく、「負荷」についても考慮入れなくてはならない等張性筋活動は「一定の負荷対す運動であるから筋肉負荷あわせて速度発揮する力を調整する一方、等尺性筋活動基本的には「動かない物に対す運動であって動きはなく、負荷は「筋肉発揮する力」に対応する等速性筋活動は「運動領域において筋肉発揮する力に対応した負荷がかかる運動」である。コンピューターで「運動速度」「負荷」をモニターしながら等速運動となるように制御するマシーンによる、トレーニング代表的である。必ずしも運動領域すべてについて等速ではないものの、空気シリンダー油圧シリンダーによる「運動領域において筋肉発揮する力に対応した負荷がかかる運動」も等速性筋活動としている。つまり、負荷観点から言えば等張性筋活動は「一定の負荷対し筋肉の方が発揮する力を調整する」のに対し、等尺性筋活動・等速性筋活動においては負荷の方が筋肉発揮するにあわせるのである一例として、腕立て伏せベンチプレス負荷一定であり腕や胸の筋肉伸び縮みするので、アイソトニック運動分類される腕立て伏せ姿勢静止する運動プランク、棒のポーズなどと呼ばれる)は動きがないため、アイソメトリック運動といわれることもあるが、(筋肉負荷あわせて発揮する力と動き調整しており)負荷筋肉発揮する力にあわせていないため、負荷観点から見るとアイソメトリック運動とは言いがたい。動かない物を動かそうとする運動伸びないロープを引き伸ばそうとする運動合掌し両手互いに押し合う運動は「アイソメトリック運動」であり、動かない物が発揮している筋力対応した負荷となっている。また、ばねやゴムチューブ最大限引き伸ばした状態で保持する運動は「アイソメトリック運動」である。筋力でばねやゴムチューブ引き伸ばしていくと張力大きくなり、筋力と同じ張力になるとそれ以上引き伸ばせなくなる。この状態で保持すれば「アイソメトリック運動」となり、同様に圧縮ばねを最大限圧縮した状態で保持するのも「アイソメトリック運動」となる。この方法の長所は、ばね・ゴム伸張圧縮度合い筋力大きさ分かることである。

※この「骨格筋の活動様式による分類」の解説は、「筋力トレーニング」の解説の一部です。
「骨格筋の活動様式による分類」を含む「筋力トレーニング」の記事については、「筋力トレーニング」の概要を参照ください。

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